ー本記事は2018年7月9日に公開済みですー
ローズマリーは家庭ハーブ園で育てています。
低木というくらいですから、いずれいい感じの木になって、いつでもローズマリーが収穫できるようになればいいな、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
精油については、思い切って買ったスターターキットで毎日のように滴の恵みを頂いております。
キットはいろんな精油を同時に体験でき、それぞれの特徴を掴みやすいので、初心者こそ初めに大人買いしていろいろ違いを体感した方が楽しくて長続きします。
本当のピュアな精油だと心にも体にもちゃんと効いてくれるし、何より香りが良いです。
今のところ、お気に入りはフランキンセンスかな。
ラベンダーはちょっと強くて単体ではウッとくるときがあるんですが、レモンやペパーミント精油とブレンドして爽やかさをプラスしています。
さて、【ローズマリー精油】ですが、わたくし持っていません。
でも、精油のことをいろいろ調べていると、よく見かけるんです。
そして、私はローズマリーが大好きなので、生で楽しんでいますが、正直精油ってどうなんだろうと思っています。
気になるけど、手が出せていない。
そんなどっちつかずの自分に自問自答の意味も込めまして、今回は【ローズマリー精油の歴史と効能】についてまとめたいと思います。
ローズマリーって?
ローズマリー、私の狭い見解では、お肉料理やパンの風味付けに使用する以外に出てきませんが、実は幅広い活用場面は、ラベンダーのようなメジャーな精油にも劣らないほどとのこと。
これは期待できますね!
「海のしずく」なんていう素敵なラテン語が、名前の由来だそうです。
地中海沿岸に好んで生息し、淡いブルーの小さな花が海の色を連想させるためだと言われています。
ローズマリーは石が多く乾燥した日当たりの良い荒地に好んで生息します。おなじみの固く細長い葉をたくさんつけた茎は1mほどにまで成長します。
軸となる茎の根元からは1.8mほどにまで達する、いわゆる常緑灌木です。
冬から春にかけて淡いブルーの小さな花を咲かせます。精油として抽出されるのは、この花が開花した先端部分のみです。
出典:wikipedia
古くから食用以外に使われてきたハーブは少なくないですが、ローズマリーはその中でも最も歴史が古いものの一つと言われています。
ローズマリーの歴史
古代エジプトでは、ファラオの墓から副葬品としてローズマリーの小枝が見つかっています。
古代ギリシャでは、神に捧げる植物として利用されていました。宗教儀式の薫香として小枝を燃やして使用していました。
また、頭脳を明晰にし記憶力を高めると信じられていたので、大事な試験前にはローズマリーを花輪に編んで、髪に結んでから望んでいたようです。
古代ローマでは、ローズマリーの香りには悪魔祓いをする力があると考えられていました。
また、愛と忠誠のシンボルとしても親しまれていたようで、現在でもヨーロッパの一部では、結婚式の際新婦から新郎へ、「生涯貞節を失わないように」とローズマリーの花束が贈られる習慣が残っているそうです。
ローズマリーのマリア伝説
歴史あるハーブにキリスト伝説ありですね。
「rose」ローズ、「Mary」マリー、【マリア様の薔薇】
聖母マリアが幼いイエスキリストを抱きかかえて、迫害を逃れてエジプトへ逃亡中、緑の葉と白い花で生い茂るローズマリーの中に身を隠し、その上に自分の青いマントを広げました。
すると一夜にして白い花は青に変わり、隠れる二人の姿はうまく同化し、追手からの難を逃れたとされています。高貴な花の代名詞である「薔薇」ですが、この時のローズマリーの花は二人にとって薔薇以上のものだったのではないでしょうか。
また、ローズマリーはイエスが生まれた後は、イエス・キリストの背丈よりも成長することなく、イエス・キリストが十字架に磔にされた33歳(33年の月日)が経つと枯れてしまうと言われています。
出典:wikipedia(1500年頃のイタリアの本草書)
聖母マリアがイエス・キリストの産着を洗い、それを乾かす為にローズマリーの上に広げたところ、なんとも言いようがない神秘な香りを漂わすようになったとか。
あの香りにはそんな言われが生まれるほどに、人々を魅了してやまないということでしょうか。
イエス・キリストにこれだけ関わりが深い植物だけに、クリスマスにはローズマリーでリースなどを作り祝福するというのも頷けますね。
美の象徴【ハンガリアンウォーター】
14世紀、ハンガリーの王妃・エリザベートが尼僧から献上された、ローズマリーを主成分とした【ハンガリアンウォーター】を使用して若さと美しさを保ち、なんと70歳にしてハンガリー国王からプロポーズされたという逸話が残っているんです。
若返りと美の効能が高いということでしょうね。
ローズマリーの効能は?
ローズマリーの効能は?と言われても、残念ながらこれといって思い浮かびません。
でも、その目立たない地味さとは裏腹に実は豊富な効能を秘めた精油なんだそうです。
ラベンダーやフランキンセンスほど知名度はないようですが、アロマテラピーの世界では結構高い頻度で使われるようです。
歴史的にも古くから薬用として利用されてきたハーブの一つです。
血流アップでむくみ改善
ローズマリーは血液の循環を良くする効果が高く、この効果によって体のむくみを取り除き、新陳代謝を活発にしてくれます。
そして、代謝が良くなることによって、鎮痛効果を発揮し、頭痛や腰痛、筋肉痛やリウマチ、痛風などの症状を緩和してくれます。
ローズマリーは肝臓・胆のうの解毒にも効果的で、これは内臓の強化に役立ちます。
代謝の促進に不可欠な胆汁の流れを良くし、胆汁量が増えるので、栄養の吸収が良くなります。
腸の蠕動運動も起こりやすくなって、より多くの毒素排出を促してくれます。
体内の流れを良くしてくれることが、筋肉のコリやむくみを取り除くのに役立ってくれるのですね。
記憶力を高める
ローズマリーは鎮静する力と相反する、覚醒する力に強く作用する精油です。
中枢神経系への刺激効果が非常に高いと言われています。
脳明晰効果・集中力アップ・記憶力アップ・アルツハイマー病の改善・ADHDの改善などに有効です。
実際に、ある大学の教室でローズマリーをディフューズしながらテストを受けさせたところ、生徒たちの点数が普段よりもアップしたという結果もあります。
子供が落ち着きと集中を取り戻すことによってADHDの症状が緩和されたり、脳の海馬を刺激して脳細胞の老化を抑える事により、アルツハイマー病や認知症への効果も期待できるそうです。
とにかく頭がもやもやするというような、どんな記憶関連の疾患にも有効だといえます。
こめかみに直接1滴をすり込んだり、キャリアオイルで薄めた精油で首や頭を優しくマッサージすると効果が発揮されます。
増毛効果
髪が薄くなったり、抜け毛が増えたりするのは、ジヒドロテストステロンというホルモンが作られ過ぎているせいだと言えます。
その生産量を下げるNo.1精油がローズマリーなんです。
研究結果では、なんと22.4%もの新毛が確認されたそうですよ。
ローズマリーは甲状腺や副腎、その他のいろんな臓器サポートしてくれるので、髪を自然に増やすことが出来るのです。
キャリアオイルや、こちらの重曹シャンプーにローズマリー 精油を数滴混ぜてよくマッサージし、できれば毎日続けることが高い効果を得ることに繋がります。
アンチエイジング効果
先ほど出てきた【ハンガリアンウォーター】での効果がそうであるように、ローズマリーは老化を抑え、慢性疲労や内臓疲労にも役立ちます。
コルチゾールという加齢ホルモンが増加すると、老化を加速し、元気のない体になっていきます。そのホルモンのバランスをとっている副腎の負担を軽減してくれるのがローズマリーなんです。
日常的にローズマリーをディフューズしたり、薄めたローズマリー精油で首筋や腎臓付近をマッサージすることで、体の機能やエネルギー値をゆっくりと底上げしてくれることでしょう。
まとめ
効能が思いつかないながらも大好きだった香りのローズマリー、これで、香りと効能どちらの恩恵にも預かれることがわかって何よりです。
覚醒作用があるということは、眠りにつきたい時の使用には注意しないといけないですね。一説によると、コーヒーなんかより効果があるそうです。
料理にはハーブが、臭い消しや風味付けに重宝しますが、思い切って精油を買ってこれらの高い効能を試してみたいと思いました。
興味がわいた方はぜひ試してみて下さい♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。