先日、グリーンカレーの素を小袋ではなくボトルで購入したんですが、瓶とかじゃなく、簡単なプラスチックボトルで、しかも密閉なんてされるわけない状態だったんです。
中に、真空パックがくにゃっと入っており、それを開けて使うのですが、みなさんはどうやって残りを保存しているのでしょうか。
私は一旦その真空パックから全部をボトル容器に空けてしまいましたが、これが正解なのか不正解なのか….、スーです。
本日もお越しいただきありがとうございます。
そして、表面にラップを密着させてフタをした、そのなんとも心もとないプラスチック容器を冷蔵庫に収めました。
キムチ床や納豆や酒粕ペーストや豆乳ヨーグルトや味噌や麹や漬物や柿の皮や…そんなもんに混ざって、新参者の緑ちゃんが鎮座してますが、もはやほとんどがすでに発酵しているものばかりなので緑ちゃんのスパイシーな匂いは皆無に近いくらい気になりません。
今のところ…。
目次
グリーンカレーを作る際のコツ
グリーンカレーのうんちくはこちらの記事↓↓↓に書いてますので、よかったら覗いてみて下さいね♪
その時にいろいろと調べていたら、今まで私が思っていた方法とはちょっと違う視点で作るコツと出会ったんです。
そして、今回はそれを実践しながらいつもとどう違うかを検証したいと思います。
⒈ 油浮き浮きでよかった!?
グリーンカレーのレシピをいろいろと見ていると、だいたい2つの流派があるように思えてきたんです。
ひとつは、ココナッツミルクの油分を浮かせないように作る派、もうひとつは、油をしっかり分離させて作る派。
さてどっちが正解?
本場タイの作法からいうと、油をしっかり分離させる作り方が正解みたいです。
日本人の感覚で見ると、透明の油がお皿いっぱいに浮き出るのはちょっと「ウッ」ってなるかもしれませんが、ココナッツオイルですからね、植物性の油でカロリーも高くないです。
この「油分と水分を分離させる」工程をしっかり意識してやってみました。
⒉ エビは入れた方がいい!?
グリーンカレーペーストにはだいたい「シュリンプペースト」が入っています。
「シュリンプペースト」は小エビを塩で発酵させた、ペースト状のものなんですが、タイやその他東南アジアではよく使われていて、日本でいう味噌みたいなものですね。
エビの風味がすでにペーストに入っているなら特に「エビ」を具材として入れなくてもいいかなと思いそうですが、エビ、入れるといいですよ!
旨味が出ます。
そしてエビが入ってると食べる方もテンション上がりますからね。
と言っても、今回は小さい冷凍のむきエビを入れたので、出来上がりは小指の先くらいしかない「どこにエビおるん?」状態でした…。
⒊ さつまいもを入れる!?
さつまいもを入れる、ってこれは完全にこじつけですが、タケノコやフクロダケなどのタイ特有の材料もいいですが、そんなもん常備されてません。
そして季節は冬。
今回、たまたまさつまいもを入れたんです。
そしたらびっくりたまげました。
辛いと甘いの行ったり来たりで、もうどうにも止まりません。
通常グリーンカレーは最後の仕上げに「パームシュガー」を入れるんですが、これがない場合は「きび砂糖」でいいとかいうレシピが多いです。
たぶん、それでは「パームシュガー」の代役にはなりきれないと思うんです。
私も何回か「黒糖」を使って作りましたが、最後にわざわざ甘いものを入れる意味がいまいち理解できませんでした。
そしてよく調べてみると、「パームシュガー」はヤシの樹液から採取される糖分のことで、ココヤシから採れる「ココナッツシュガー」も広い意味では「パームシュガー」と言えます。
そしてこのシュガーは砂糖のように甘いですが、血糖値をあげにくい低GI食品であり、風味とコク出しには抜群の効果を発揮するとのこと。コク出しに使うのですね。
なので、レシピにあるからと何も考えずに砂糖を表示どおり入れなくても、さつまいもで甘みとコクは十分出るんじゃない?
という結論に、今は至っております。
美味しいですので、一度お試しあれ。
グリーンカレーのズボラレシピ♪
では、これらのコツやポイントをおさえて、本格的だけど本格的な材料がなくてもできる、ズボラなグリーンカレーを作っていきましょう!
用意するもの(4〜5人分)
- グリーンカレーペースト・・大さじ2〜3
- ココナッツミルク・・1缶
- 鶏ガラスープ・・2カップ
- 塩・・小さじ1/2
- 鶏肉・・200g
- むきえび・・100g(好きなだけでOK)
- ナス・・2〜3本
- ピーマン・・4個
- さつまいも・・中1本
- きのこ・・なんでもいいので適量
- おろししょうが・・小さじ1
- ローリエ・・1枚
- こぶみかんの葉・・2枚
- ナンプラー・・大さじ2
作り方
① 厚手のフライパンに、ココナッツミルクの固形部分(油)を含めた半量と、ペーストとしょうがを入れて弱火にかけます。
ここでじっくり火を通し油分を分離させます。
② 油が分離してきたら火を強めて鶏肉を入れ、色が変わるまで焼き付けます。
そのあと、さつまいも、なす、きのこ類、塩を入れてよく馴染むように混ぜていきます。
③ 全体がよく混ざったら、エビとピーマンを加え、
残りのココナッツミルクと鶏ガラスープ、ローリエとこぶみかんの葉を入れ、ふつふつするまで煮ていきます。
④ 油がさらに分離するようにそのまま少し煮て、最後にナンプラーを加えます。
味を見てしっかり辛くて旨味も出ていたら火を止めます。
締まりがないようなら塩をもう少し足すか、ナンプラーで調整してください。
⑤ 完成です!
まとめ
今回はいつもとちょっと違うことに意識をおきながら、家にあるものを中心に作ってみました。
旦那の反応は上々♪
特に「エビ」が効いたみたいです。
あとは、いつもよりサラサラしてるのがいいという評価をいただきました。これはしっかりと分離させたからでしょうね。分離しないように作るレシピでは、ややドロッとしたカレールーで作るお家カレーのような感じに仕上がっているものが多いです。どちらにも良さはあると思いますが、やはり一度は本場の掟に従ってみるというのも大事かなと思います。
グリーンカレーにおいては、まだまだ試してみたいポイントがあるので、ペーストがある限りいろいろ実験してみたいと思います。
あ、こちらの有名ママさんが上げてたレシピも超気になる!やはりメディアや誌面で引っ張りだこなだけあって、舌が正確な味を作り出せるのでしょうね。
キウイか〜。ふむふむ、なりそうでならなさそうで、気になる。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。