ー本記事は2018年9月25日に公開済みですー
お宅の洗濯機、買ってから何年経ちましたか?
2年以上は経っている?
残念ながら、その洗濯機の洗濯槽は黒カビの温床となり、見えないところにビッシリと汚れやカビが溜まってしまっていることでしょう、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
我が家の10年選手の洗濯機もカビと共生していると覚悟して、有効な対策を実行しています。
目に見えない洗濯槽の中を清潔に保つためには、
- 定期的な槽洗浄
- こまめな槽乾燥
この2点を押さえつつ、加えて使用する洗剤もきちんと選ぶことが大事です。
今回は、洗濯槽の黒カビを適切な洗剤で一掃して清潔にキープする方法を提案していきますよ。
洗濯槽の黒カビ対策【槽洗浄】の頻度と使用するクリーナー
新調した洗濯機、ピカピカでとってもキレイですよね。
そんなピカピカの1年生洗濯機も、なんとたったの2年で黒カビがビッシリになるってご存知でしたか?
それは洗濯槽の裏側の話で、普段目に見えるところはそこまでカビや汚れが目立っていません。
なので余計に洗濯槽の掃除がおろそかになってしまうのではないでしょうか。
洗濯槽の【槽洗浄】有効な頻度は?
ズバリ、月に1回はやるべし。
月に1回って結構頻繁ですよね。
洗濯槽の掃除なんて半年に1回で十分と思っていました。それも問題やね…。
常に湿気とほどよい気温がキープされている洗濯槽の中や裏側では、想像をはるかに超えたスピードでカビが増殖しているんです。
毎日洗剤を入れて水でぐるぐる回しているんだから何となく清潔な感じがしますが、その洗剤が原因となってカビは増えていきますよ。
すでに我が家のように10年以上経過し、その間年に1回や半年に1回のペースでしか槽洗浄をしてこなかったご家庭は、まずは今付いているカビや汚れを根こそぎ取ってから、通常の洗浄ペースにしていきます。
槽洗浄をした方がいいと知ってから、慌てて普通の槽洗浄をしてもほぼ意味ナシだと思って下さい。
10年以上の間溜まりに溜まった黒カビや汚れというのは、1回や2回の普通の槽洗浄では落ち切らないのです。
ここで1回強力な洗剤を使ってできるだけ根こそぎ殺菌させ、その後、月に1回ペースを維持していくことが大事です。
【槽洗浄】に使うクリーナーの種類は?
槽洗浄に使うクリーナーの種類は大きく分けて3通りあります。
⒈ 塩素系クリーナー
- カビを分解して除去
- 強い殺菌力がある
- パッケージに「まぜるな危険」と書いてあるほど、酸素系の洗剤などと混ぜると大変危険です
- 主に液体のものが多い
⒉ 酸素系クリーナー
- 強い発泡力でカビをはがし取る
- 衣類や人体へのダメージが小さく臭いも気にならない
- 殺菌力はほどほど
- 洗濯槽専用の酸素系クリーナーでなくても「酸素系漂白剤」や「過炭酸ナトリウム」などとして売っているもので代用可能です
⒊ 重曹
- 酸性の汚れは落としてくれるが、洗浄力はやや物足りない
- 消臭効果がある
- 安心・安全
- 低価格で入手しやすい
- 酸素系クリーナーと同様の使用法
塩素系はちょっと危険で強烈なイメージがありますよね。
しかし洗濯機の種類と現状によってはかなり有効なので適切に選んでいきましょう。
ドラム式洗濯機の【槽洗浄】に効果的なクリーナー
まずは我が家が使用しているドラム式洗濯機の場合です。
ドラム式洗濯機の槽洗浄における難点は、
- 水を高位まで貯められない
- 洗浄の途中でフタを開けられない
- 泡立ちが多かったり水を溜めてから回したりすると、勝手に排水してしまう
※年式やメーカー、機種によってはこれらが当てはまらない場合があります。
こういう点が挙げられます。
なので、酸素系クリーナーを使った溜めすすぎが難しく、洗濯機についている「槽洗浄」コースを使って時間をかけてやるしかないですね。
我が家もずっと塩素系のクリーナーを使うことをためらい酸素系のみで洗浄していましたが、結果、ピロピロわかめ汚れがどんどん増えてくるという事態になっておりました。
ピロピロわかめ汚れは黒カビですから〜。
何年もサボってきたドラム式洗濯機の徹底した槽洗浄には、まず塩素系クリーナーを惜しみ無く投入した方がいいと思います。
溶け残る心配のない液体がおすすめです。ステンレスにもプラスチックにもいけます。
タテ型式洗濯機の【槽洗浄】に効果的なクリーナー
タテ型式洗濯機をお使いの方は、「酸素系クリーナー」で2回ほど溜めすすぎをして徹底してゴミを浮かし取りましょう。
その後トドメを刺したいのであれば、1回「塩素系クリーナー」を使うとなおスッキリするかもしれませんね。
槽洗浄に使用するクリーナーの使い方
ドラム式、タテ型式、この仕様によって使用するクリーナーも槽洗浄のやり方も違いがありましたね。
基本的には、まず今の黒カビを強力な塩素系クリーナーで一旦きれいに取りましょう。
その後からは定期的な月一槽洗浄を環境にも優しい酸素系洗剤でやっていくといいですね。
塩素系クリーナーによる槽洗浄のやり方
- ゴミ取りネットなど、外せる部品は全て外しておく
- 50℃くらいのお湯を可能な限り洗濯槽に溜める
- クリーナーを表示通り投入する
- 「槽洗浄モード」または「標準コース」で1回洗濯機を回す
以上です♪
★外した部品は【過炭酸ナトリウム】を溶かしたお湯につけておくと簡単にキレイになりますよ
酸素系クリーナーによる槽洗浄のやり方
- ゴミ取りネットなどを外す
- 60〜70℃くらいのお湯を洗濯槽いっぱいに入れる
- クリーナーを表示通り投入「過炭酸ナトリウム」などの場合は、500g〜1kgほど入れる
- 排水しないように「洗い」で5〜6分洗濯機を回す
- 終わったらそのまま最低でも2時間以上放置する
- 浮き出てきたゴミを、ゴミすくいネットなどでキレイに取り除く
- 手順4〜6を繰り返し、徹底的にゴミを浮かし取る
- 取り外したゴミ取りネットを装着して、脱水まで行う
- 脱水後に出切ったゴミを取り、ゴミ取りネットを洗う
- 洗い〜脱水までを一通り行う
★ドラム式洗濯機でも、「洗い」で回す前に洗濯槽ギリギリまで溜めたお湯にクリーナーを溶かしておくなど、色々工夫してみましょう。
重曹による槽洗浄のやり方
「酸素系クリーナー」とほぼ同じ方法で大丈夫です。
酸素系では「洗い→2時間放置→ゴミ取り」を繰り返しましたが、重曹の場合は繰り返さなくてもいいです。
気になるようでしたらやってもいいですが、そこまでの洗浄力はないので1回で十分だと思います。
★重曹は洗濯槽一杯のお湯に1カップほど入れますが、そこに1/3カップのクエン酸を加えると洗浄力がアップします
槽洗浄できれいにした後は【槽乾燥】も忘れずに
何年も洗浄を怠ってきた洗濯槽も、これで一旦カビや汚れが落ちてキレイになったことでしょう。
しかし、新品の洗濯機でさえ2年も経てばカビの温床になるくらいですから、キレイになった今こそ、毎日のケアを継続していきたいですね。
【槽乾燥】を週一で!
ドラム式洗濯機には【槽乾燥】なる機能があります。
乾燥機能がしっかりしているので、それの応用でしょうか。
私はこれを1度も使わず10年目を迎えました・・・。
でも、早速使ってみましたよ。
30〜40分ほどで終わるのでそんなに手間ではないです。
手間なんて「ボタン1つ」ですよ。あとは待つだけ。
終わったらすぐにフタを開けて風を通しましょうね。
【槽乾燥】機能があるなら、絶対使ってください!
しっかりと槽洗浄をした後からは、できれば1週間に1回はやった方がいいそうです。
そうすれば湿気100%な洗濯槽も半分以下まで湿度が下がるはずです。
55%以下の湿度ではカビも繁殖もかなり抑えられます。
洗濯機のフタは常時開けておく
ちょっとしたことですが、これをやるとやらないでは、風通りが全く違うのでぜひやっていきましょう。
また、我が家はそうしてしまっていましたが、脱いだ衣類を洗濯機の中にポイポイ入れていませんか?
水に濡れた状態ではないにしろ、皮脂や汚れは洗濯槽に移る可能性があります。
そこに菌が付着したり、カビが増殖したりしないように、できるだけ他のアイテムに入れましょう。
洗濯洗剤の量を守って使用する
洗剤の溶け残りや洗剤と汚れが分解されないまま残ったりすると、そこに一気にカビが繁殖してしまいます。
最近の洗剤は表示通りでは少ない気がしてしまうほど、少量ですよね。
これで本当に汚れが落ちるの?と不安になるのもわかります。
しかし、ほとんどの場合は水での洗濯になると思いますので、洗剤の溶け残りを避けるためにも量は適量を守りましょう。
洗濯が終わったらすぐ干す
ピーピロピ〜♪洗濯終了のメロディ後、手が離せなくてそのまま放置していませんか?
これだけは私はなんとか避けています。
だって、せっかく洗濯してキレイになったものに、また雑菌が湧いたり悪臭がついたりしたら水の泡ですよね。
せめて洗濯機のフタを開けて中身を外に出す、くらいはしましょうね。
まとめ:洗濯槽の黒カビはクリーナーをうまく使い分けて槽洗浄と槽乾燥を定期的に!
身近なところ、見えない所に潜む大量のカビ、これはもう見て見ぬふりは出来ませんね。
今日にでも槽洗浄をやってみませんか?
そのあとはほんの少しの手間を毎日継続していくだけで、キレイな洗濯槽を維持できそうですね。
洗濯機は汚れた衣類をキレイにする機械ですよね。
そのはずが、気付かぬうちにカビや汚れを衣類に移してしまっているかもしれないのです。
最近、しっかり洗濯してしっかり乾かしてもなんだか服が臭う…、そんなあなたは今すぐ槽洗浄ですよ!
そして、キレイになった洗濯槽は【銅イオン】の力で殺菌・抗菌です!
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。