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一晩おいた二日目のカレーが危険?【納豆菌パワー】を使わない手はない!

ー本記事は2019年4月26日に公開済みですー

自宅でカレーを作る際、まさか1食分ずつ作る人はいないでしょう。

一緒に食べる相手がいようがいまいが、大鍋で大量にコトコト煮込んだカレーが美味しいですよね。

我が家のカレーはだいたいスパイスを使ったカレーなのですが、たまに旦那と子供たちが美味しいルーカレーを作ってくれます、スー(@bacteria_suzu)です。

本日もお越しいただきありがとうございます。

カレーを一晩おいたらどうのこうのっていう話は昔からよく聞きますよね。

「一晩おいた方が断然美味しい」

とか、

「カレー鍋をそのまま放置したら菌が増殖してヤバイ」

とか。

みなさんのご家庭では大量に作ったカレーの保存、どうされてますか?

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作ったカレーを常温で放置する?

私は40年以上生きてきて、カレーをこまめに冷蔵や冷凍保存したことはほぼないです。

自分の母親もそんなことしていたとは到底思えない・・・。

一人暮らしや二人暮らしで、あまりにも消費しきれない場合は冷凍したことがありますが、そのカレーを解凍して食べてもあまり美味しくなかったような気がします。

一晩おいたカレーの正体

普通に作りたてのカレーを食べるより、一晩おいて冷ましたカレーをもう一度温め直して食べる方が旨味が増して美味しい!

ですよね?

普通に作りたてのカレーももちろん美味しいですが、一晩かけてじっくりと野菜の旨味がカレーに溶け出し、さらにカレー汁の旨味成分が野菜に染み込んでいく、この過程が旨味調味料みたいなもんですから。

それは旨味増し増しになりますよね。

ひと昔前まではそれでよかったと思うのです。

私が子供の時に、一晩おいたカレーの中にウェルシュ菌が増殖しているなんて聞いたことなかったですけどね。

実際にそれで食中毒なんかが出たと言いますから、いるのかもしれません。

と同時に、人間の腸内環境があまりに崩れてしまっているということもあると考えなければなりません。

一晩おいたカレーをうまく処理できない腸内環境

昔の家カレーも、現在の家カレーも、それほど変化はないと思います。

では、なぜ一晩おいたカレーが「旨味が増してただ美味しいもの」から「雑菌が繁殖しまくりで食中毒の危険性あり」と言われるようになったのか・・・。

それは、私たちの腸内環境の変化に原因があるのではないかと思うのです。

あらゆる場面で【抗菌・除菌・殺菌】のオンパレードになってしまった現代の生活。

スーパーに行けば、その出入り口でアルコール除菌ボトルを見ないことはないと言っても過言ではないですよね。

しかし、それにどれだけの効果があるのか、もはや誰も考えません。

でも、除菌しないと汚い、みたいな風潮。

どうしようもない世論操作、みたいな偏見(私的に)。

3歳までにどれだけ菌をいっぱい体内に入れられるか、そのために赤ちゃんは必死にいろんなものを舐めるのです。

ああやって、自分の中にいろんな菌を入れているのです。

赤ちゃんの腸内はほとんどが善玉菌なので、多少の悪玉菌が入ってきてもちゃんとバランスを保つことができます。

この時期のこの本能行動を阻害して、キレイキレイで育ててしまうと、それはやっぱりちょっとした菌ですぐに体調が崩れてしまう子供になってしまうのではないかと思うのです。

ウェルシュ菌がいると言い出したら・・・

なぜカレーに限って、一晩おいたらヤバイ、みたいに言われるようになったのでしょうね。

ウェルシュ菌というのは、

  • 人間や動物の腸内
  • 土壌中、水中などの環境
  • 土付き野菜

などなど、自然界の広い範囲で存在しています。

しかも、

  • 芽胞を形成することができる
  • 高温でも死滅しない
  • 嫌気性の菌で酸素が嫌い
  • 体内に入ると増殖し毒素が産出

という特性を持っています。

これってカレーに限らず、いろんな料理に対して警鐘を鳴らすべき問題になりませんか?

味噌汁然り、シチュー然り、おでん然り、煮物でもなんでも・・・。

特に、空気に触れるところが少なく内部が冷めるまで時間がかかるのがカレーだということは言えますが。

なんかカレーだけやり玉にされている気がします。

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残ったカレーを冷蔵庫に入れて保存?

では、ウェルシュ菌が大繁殖する前に冷蔵庫で冷やしてしまえばいいのでは?

と思っている人も多いかもしれません。

それが当たり前のように、なんでも作ったら冷まして保存している人にとっては苦もなくできることかもしれませんが、全然日常ではない人にとっては「めんどくさい」以外の何物でもないですよね・・・。

ちゃんと冷やせてる?

ウェルシュ菌は、約50度以下に下がった状態で殻を破って覚醒しそこからどんどん繁殖していきます。

では、その温度帯をどうやって避ければいいのか?

答えは、急速に冷やす、しかないですね。

普通に常温のまま放置して冷やすとしたら、50〜40度というウェルシュ菌にとって最適の温度が結構な時間保たれてしまいます。

特に、鍋のまま放置していると、鍋の内部はそう簡単には冷えません。

なので、

  1. 浅めの別容器に移す
  2. 保冷剤などを使って急速に温度を下げる

この2点は最低でも厳守でしょうね。

これは、ちょっと、やっぱり・・・めんどくさいなぁ・・・。

ウェルシュ菌が10分で2倍に!?

このように、うまく冷やすことができ、冷凍・冷蔵でカレーを保存できるとしたら、腸内が丈夫でない人はやった方がいいかもしれませんね。

しかし、それでは肝心の「2日目のカレー」のうまみはどうなってしまうのでしょうか?

ゆっくりと冷ます事により、野菜の旨味がしっかり溶け出すので、急速に冷やしてしまうとそれが十分に引き出せないということはあると思います。

さらに、ウェルシュ菌は好条件下において、

10分で2倍の倍々ゲーム

なのです。

いかに急いで冷やしてもなかなか死滅させることは難しそうですね。

それだけではなく、当然その保存容器を温める際にも注意が必要です。

冷凍しているものなら、ある程度解けるまで常温で放置したりしていませんか?

この温めるときも一緒で、やはり急速に暖めないと意味がないですね。

「一晩おいたカレーの危険性」ってなんか滑稽

ここまでしてやる?

やってた?

全然やってなかったですよね?

それが、どっかのメディアで「カレーに潜む危険!」みたいな特集を、さも真実のように取り上げちゃうと、それだけで常識というものは簡単に覆るのですね。

確かに今の時代では、その危険性と人間の弱さみたいなものが結びついてしまうということはあるのかもしれません。

ウェルシュ菌が体内で増殖したときに、戦ってくれる菌がいないとなるとそれは問題です。

そこを見ずに、ただただカレーの常温保存が危険と言い切ってしまうという滑稽さ。

その裏には人間がいかに弱くなったかが潜んでいるかもしれないのに・・・。

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カレーの常温放置でも大丈夫な方法はこれ!

でもね、私も一応家族の胃袋を預かっている身。

完全に無視して、ウェルシュ菌が大繁殖しているかもしれないものを食べさせるというのは気が引けます。

特にこれから梅雨を迎え夏に突入していく時季、いろんな面で気をつけないといけませんね。

納豆水があるじゃない!

もうお分かりですよね。

納豆水があるじゃないですか!

納豆菌はウェルシュ菌と同じ、芽胞を形成する熱に強い菌です。

そして、私たちにとってはとても有益な善玉菌なのでした。

【納豆菌もすごかった!同じ善玉菌である乳酸菌のように自宅培養できる?】

【納豆は善玉菌としての効能がすごい!腸内を活性化し血栓も溶かす】

これを入れちゃいましょ!

カレーって、エキスが野菜などに染み込んでいくこともあり、二日目以降はどんどんドロ状になっていきますよね。

加熱の際に水を足したりしませんか?

そんなときは納豆水を足しておけばいいのです。

納豆水の中の納豆菌がかなりいい働きをしてくれることでしょう。

今までの経験上、旨味が増すという特典がついてくることもかなり見込めますよ〜。

納豆菌で腸内も改善!

もちろん、この納豆水でカレー内に潜むウェルシュ菌が全滅するという保証はありません。

しかし、仮に投入した納豆水でウェルシュ菌が死滅しなかったとしても、一緒に体内に入るわけですから、そこで活躍してくれることでしょう。

腸内という両者にとっての好条件下において、バトルが始まるかもしれません。

ぜひとも納豆菌に勝利してもらいたいところですね!

さらに、もっと確率を上げたい方は、カレーを食べる前に納豆水を飲んどきましょ。

納豆を食べるでもいいですね。

昔の人は感染病の治療に納豆菌を使っていたという説もあるくらいですから、納豆をただ食べて美味しいものというだけでなく、いろんな場面で危険回避の役目をしてくれるという認識を持ってみてはいかがでしょう。

味に影響は?

カレーに納豆水!?

それはちょっと・・・。

とお思いの方、わかりますよ、ですよね。

我が家の次女が、私がこっそりカレーに納豆水を入れるのを目撃してしまったときに口から出た言葉は、

「今入れたの、納豆水、じゃない?」

という不信に満ちた声でした。

納豆水、まだまだ受け入れられていないようでした・・・。

どうしても匂いや味に疑問符がつくようなのです。

ところが、そんな次女もこの納豆水入りカレーを食べたところ、そんなことすら吹っ飛んでいたようで、私が、

「どう?納豆水感じる?」

と聞いて初めて気づいた様子でした。

「全っ然! 全っ然、ない!」

と言っていました。

やはり多少は味が薄まりますが、その分きっと旨味が増しているのでしょう。

トータルでさらに美味いカレーになるのです!

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まとめ

こうして、私はこの春から自信を持って「常温放置カレー」を実践できるという結末に至りました。

通常、ウェルシュ菌に侵された場合、6時間から半日症状が出るはずです。

下痢、嘔吐、腹痛、吐き気、何もありません。

もともと、菌ちゃんバランスが整っているからかもしれませんが、これを機にみなさんも菌活&常温放置カレーにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

それでもちょっと・・・という方は、もう一つの秘策がありますよ!

【キャンプ用最強クーラーボックスが家用冷蔵庫に!?残った汁物鍋も入る!】

もちろん、カレーだけではないですけどね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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