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乾燥・摩擦が原因で起こる子どもアトピーに有効な処置は?正解はないけど必ず治る

11歳娘のアトピー

ー本記事は2022年1月13日に公開済みですー

11月頃から肌荒れが出始めた元アトピー経験者の長女11歳。



今から2ヶ月前ですが、その時は赤い発疹がチラチラ程度。全体的には肌色の普通っぽい肌。

ここですね、ここですよ。

いやむしろここではすでに手遅れだったのかもしれません。スー(@bacteria_suzu)です。

本日もお越しいただきありがとうございます。

今(1月)ではほぼ全身に痒みが出て傷だらけ。

どういうことかというと、4年前の再発アトピーの時と同じ経過を辿っているということです。

時期は少しずれていますが、冬の乾燥に負けた肌が荒れて内臓も弱っていったということだと思うのです。

アトピー性皮膚炎、というか乾燥で肌が荒れた…だけ、しかも当時も最終的にそういうことだよねって自分で結論づけていたんです。



その後4年、特に今回はかなり甘く見ていました。このセリフも聞いたことあるな…。

「うちの長女は冬前にしっかり対策しておかないと肌が荒れる」

もうこれを家訓にして習字を習っている次女に書いてもらおうかな、くらい肝に銘じたいところです。

しかし今回は途中で気づけたので私的に心が軽くなりました。

肌の状態も峠を越えたように見えます。

なので、これは春頃にはおさまるなと勝手にゴールを決めました。

私なりの視点で今回の経過と施した対策をまとめていきたいと思います。

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今回の肌荒れの原因のひとつがダンスだった!?

4年前の肌荒れの時は小麦粉製品をちょっと食べ過ぎていたかも、という観点で見ていました。



その後ひどい肌荒れはなく、むしろ顔などはスッベスべ、春から秋にかけてはしっかり日焼けもして健康的な小麦色でした。

ではなぜ前年は平気だった肌が今季こんなに荒れたのでしょう。

生活の中に明確な違いがあったのです!

服を着たまま踊り過ぎた・・・。

服と肌の摩擦ストレスは想像以上に大きい

「踊り過ぎちゃう?」

これは初期の頃から旦那と言っていたことではあります。

ただ、ストレッチや準備運動をしないで急に踊っているから筋肉や内臓に悪影響なんじゃないかという考えでしたね。

プラス、結構激しく踊っていたので肌への摩擦ストレスが許容範囲をオーバーしたのでしょう。

寒くなって乾燥してくる中、外遊びより家の中で踊る時間が圧倒的に多くなっていました。

基本的な日常生活による服と肌の擦れとは比較にならないものですよね。

着ているものはコットン100%ですが、何にしても元々肌が弱い子にとってはダメージが大きいでしょう。

どんだけ踊ってんのよ、ほんまw

ダンス中の口呼吸も要因のひとつ!?

これに関してはそこまでじっくり観察していなかったのでなんともいえませんが、普通にじっとしているよりは口呼吸率が高くなっていたと思います。

また深い呼吸ではなく浅い呼吸で活動していたのかなとも。

何度か注意をして促してはいましたが、難しかったかなぁ。

症状が悪化して自分でもネットで調べるようになってからは

「4・6・8の呼吸がいいんだって。4つ吸って6つ止めて8つ吐くんだって」

そうやね、そういう意識が大切やね。

今からでも遅くはないので彼女自身がちょっとずつ変わっていくことを願います。

それでもやっぱりダンスは辞められない…

踊ることが今一番楽しい!

そんな彼女からダンスを奪うことがどうしてもできず、肌荒れがひどくて学校をお休みした日もダンス禁止には至りませんでした。

楽しいことが奪われるなんて悲劇ですもんね。

しかし、それとは別の悲劇が彼女を襲いますよ〜。

痒みはおさまらず、踊っては掻き、掻いては踊るのローテーション。

じっとしてても痒いなら踊った方がマシ、とでも言わんばかりに踊り狂っておりましたね。

まぁ、おかげで鬱屈とすることなく笑顔も戻って「それなら学校行けたんちゃう!?」なんて冗談も言える環境ではありました。

どちらが正しいかは分かりませんが、その後皮膚がボロボロ剥がれてきてからやっと踊るのをやめてくれました。

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肌が荒れると腸内も荒れる、腸内が荒れると肌も荒れる

肌荒れが先か、腸内環境の乱れが先か・・・。

そんなことが頭の中をぐるぐるぐるぐるしておりました。

しかし当面の問題は、娘が痒がっているということ。

それに対して有効そうなことは何か?

医者でも栄養士でもない私ですが必死に考えましたよ〜。

こういう場面では経験と観察力がものをいいますよね。

とはいえやはりまず先に肌に何かを施して少しでも改善できないかを模索します。

と同時に食べ物や生活習慣の見直し、あとは大事な心のケアです。

乾燥アトピーの肌荒れにココナッツオイルを塗るというお手当

初めはポツポツだった湿疹がみるみるうちに広がっていく様、これがなかなかのスピードでした。

しかも今回は今まで出たことがなかった箇所まで広がり、最後には顔にも少し出ました。

顔と首、手足の首から下には今まで出たことがなかったので、相当な反応であることは間違いないでしょう。

このことからもやはり摩擦や放熱の悪さが悪化の原因だと分かります。

初期から1ヶ月ほどはそこまで長期化しないだろうと読んで、肌への刺激が少なく効果も高いと言われている植物性のオイルを塗っていました。

  • 松抽出オイル
  • よもぎオイル
  • ココナッツオイル

などです。

朝晩塗ることで多少は落ち着くのか、夜の睡眠は安定していました。

しかし日中や外出先では乾燥するのと血流の上がり下がりが影響するのか、痒がっている様子が多いです。

浸透性の高いオイルを使用していたので、乾燥肌からはすぐに浸透してしまいその後の肌着との擦れでまた痒みが増幅するようです。

オイルに関しては、自身が使っていて心地よい太白ごま油ベースの松やよもぎエキス抽出オイルを使用していましたが、ごま油は炎症が起きている部位には逆効果という説もあり、途中からは抗炎症作用のあるココナッツオイルを中心に使用していました。伸びがいいので塗り心地も良く特に問題はなかったと思います。

私自身も記事にしていますが、アトピー肌にとってオイルなどで保湿することは「肌を中性からアルカリ性に傾ける」というリスクがあります。

滲出液が出て黄色ブドウ球菌などの細菌が繁殖してしまっているアトピー肌は、悪玉菌の繁殖を抑える弱酸性か酸性へと導いてあげないといけません。

しかし、娘の場合まだそこまでには至っていないと判断し、とにかく酷い乾きを癒すために優しい保湿効果を優先しました。

これにはもうひとつの意味がありましたね。

そう、「必ず治るよ」と心に届くように毎日娘の肌を触るというお手当、です。

これが効く、この成分が必要、ということだけに縛られないことも早い改善に到達する要素かもしれません。

乾燥アトピーにも腸内環境の改善が有効?

肌へのケアと同時に体内環境へのアプローチも重要です。

まず他の人なら乾燥だけでここまで肌組織が壊れないはずです。

何かある。

生まれつきの体質、にしてもそこを補うような有効療法もあるだろうし、元々の体質を加味しての栄養療法も大事ですよね。

アレルギー耐性については、牛乳アレルギーを調べるためにやった簡単な検査で他の娘たちより安定した数値を認めている長女。

お通じや日々の様子から見てもとても弱いとは思えません。

しかし何かがバランスを崩している…。

何があるんだろう。

アトピーには腸内環境の改善が大事だということは頭にあります。

アレルギー反応は体が持つ免疫力の強弱が関係しているので、免疫細胞の7割が集結している腸内の状態を探るのは有効ですよね。

しかし、そもそもそういったアレルギーの反応ではなく外気の変化や乾燥が原因で荒れてしまった肌の場合はどうなのだろう?

ステロイド剤で抑えていた炎症が脱ステで出てきているわけでもない。

ならば、

と栄養

を考える、でしょうか。

内臓・血流の修復を目指して補給したものと控えたもの

血流の問題と体液の循環、水分保持能力について。

このあたりを視野に入れて少し改善を図ってみようと思いました。

そこで取り入れたもの、控えたものは、

取り入れたもの

  • 天然塩
  • マグネシウム
  • 亜鉛
  • ビタミン類
  • ゲルマニウム
  • 水分

控えたもの

  • 小麦製品
  • 香辛料

腸内細菌が血や栄養素を造り出していると考えると、そこがちょっとバグっているのかも?

冬用の代謝サイクルへの移行がうまくいかずそのせいで内臓などに負担がかかってしまったのかもしれません。

本来は自家製造されるべき栄養素が十分ではない状態と考えて、それを補う感じですね。

乾燥してきて水分摂取をいつもと同じではなく少し増やすこともやってみました。

具体的な取り入れ法はこんな感じです↓↓↓

塩と水・・おいしく飲める程度の塩水や塩入りのご飯

マグネシウム・亜鉛・ビタミン類・・子供用のサプリメントやマグネシウムオイル

ゲルマニウム・・“血の解毒にはゲルマニウム”→「ゲルマニウムウォーター」を水で薄めて飲む


控えるべきものは、多量摂取によって腸内を荒らしかねないものですが、元々過剰に摂っていたわけではないと思います。

炭水化物・タンパク質・脂質という3大栄養素についても質とバランスに気を配ってしっかり摂取すべきですが、元気な腸内には問題なくてもお疲れモードのときはそれらの代謝に余計な力を使わない配慮が必要かもしれません。

「治ったらパスタが食べたい!」

そんな目標ができたことも彼女自身の「治す意志」を強化できるのでいいのではないでしょうか。

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娘の肌の変化が早い!山あり谷ありその経緯とは

先が見えない、そんな気持ちになったこともあったなぁ。

何度経験しても私にはかなりナイーヴな問題であるのがこの肌の状態なんでしょうね。

目に見えることのその内側こそ見よ。と言っているのは誰でしたっけね。

ま、内側で起こっていることの指針であることに違いないので、肌を見てしっかりと読み解くことは必要です。

そこに変な感情が入ってしまわないように注意しながらね。

では、今回の娘の肌の状態の経緯を見ていきましょう!

⒈ 赤く熱を持った炎症と痒みが全身に広がっていく

乾燥した肌の至るところが赤くなりいかにも痒そうな状態が、

背中・脇】→【腕・鼠蹊部】→【脚・膝】→【顔

と順に広がっていきました。

背中は最後まで痒そうでしたが、脇に関しては割と早くおさまりました。

症状は結構酷かったですが、「あれ?もう脇は痒くない?」という感じで気づいたら炎症も消えていましたね。

その分、腕や脚の痒みと炎症はとても酷いです。

搔きやすい部分でもあるので頻繁に掻いていました。

腕がこんなに全部赤くなったことは初めてでびっくりしました…。

「ほんまに治るかな…」(私の心の声)

ずっと静観していた旦那もさすがに「漢方系の医者でもダメなん?行ってみたら?」と言い出しました。

ごめんな、今はそれより私が自分で毎日変化を追いたいんや…。

漢方も効果はあると思っていますが、医者や専門家に頼るのは最終手段だと心していました。

今はまだかな。

肌処方:松葉ジュースの汁を塗ったり、松葉やよもぎのオイル、マグネシウムを混ぜたりも。

⒉ 鳥肌のような象肌のような肌を掻きむしり血や膿が出る

不安と冷静を行ったり来たりしながらのケア。

日に日に肌は変わっていくんですね。

毎日お手当てをしながら「あ、ここ良くなってるね!すごいね!体ってすごいよね〜。あなたも頑張ってるけど体も頑張ってるわ!」と色んなことを呟いていましたねw

思春期女子にとって、自分の肌が鳥やら象やらみたいになっているってどんな気持ちか、幸い私にはよく分かるのでなるべく前向きに話していました。

けれどこの時点ではまだまだ痒い!

ついににまで赤みと軽い炎症が出たりして一番きつい時期ですね。

冬休み中には治ると思っていたけど、さすがにこの辺り(年末年始)でそれはないと確信。

「掻きたいだけ掻いていいよ」とは言いませんが、掻いたら掻いただけ治りが遅くなるという話はして本人に任せました。

夜中の掻きむしりも出てきて布団から「ボリボリボリボリ」と聞こえるようになりました。

朝起きたら、下着に血や膿がついていましたね。

肌処方:肌には酸性の乳酸菌液に切り替えました。オイルは背骨に沿ってマッサージするように塗るか、比較的炎症の軽い脚の一部くらいに。さらに入浴も辞めました。あとは汁が服につかないようにガーゼを使用。これが良かったみたいで、掻く回数も痒み自体もマシになったと言ってました。

⒊ 赤みや熱が引き次々に瘡蓋ができる

入浴を辞めて引っ掻き傷が酷い腕をガーゼで覆うようになってから、赤みがあったところが徐々に引いてきました。

皮膚状態が不安定になるお風呂で掻いてしまうとダメージが大きいので、アトピー肌に脱入浴はやはりありだと思いますね。

入浴自体は血行も良くなりリラックス効果も高いので良い習慣なのですが、お湯に浸かる肌の状態によってはそれはリスクになることも多いです。

逐一様子を見ながらの判断ですよね。

娘の肌も掻いて剥がすのではなく表皮の角質が自然に剥がれ落ちるようになりました。

そのため着替えのたびに白い粉が散らばっていますけどw

まだ痒いところがあり朝起きたら血が出ていることもありますが、その日のうちには瘡蓋になっています。

炎症は悪化から沈静に向かっているように見えました。

肌処方:肌への乳酸菌液は血が出ているところだけに。代謝促進のためにできるだけ乾燥させるイメージで。あとは背骨に沿ってのオイルマッサージと脚には少しオイルを。入浴はまだ辞めています。髪の毛だけ洗面所で洗ったりお股を乳酸菌液で拭ったり。

⒋ 鱗のような皮膚が剥けて見事落屑

一時はボコボコと赤く腫れていた上腕部もかなり落ち着き元の肌色を取り戻してきました。

乾燥しながらも触った感じはしなやか。ところどころに瘡蓋ができている状態です。

表皮の剥がれ落ちもどんどん進み、ガーゼを取るたびに白い粉が舞っていますw

肘周辺と膝周辺には再度痒みが出てきて、瘡蓋ができては壊しの繰り返しです。

その反面、顔に出ていた赤みはほとんどわからないくらいにまで改善!

背中も赤みがおさまりつつあります。

この皮膚の剥がれ落ちに関して、剥がれ落ちた後に出てくる肌の色がまだ赤ければ、それはしっかりとした新しい皮膚細胞が形成される前のまだアトピー状態の肌なので、このサイクルがまだまだ続くそうです。逆に剥がれた後にきれいな肌色が出ていれば炎症も起きていない新しい健康な皮膚だといえますね。
参照:アトピーケアランキング

お腹まわりは幼児期には酷く出ましたが、今回はちょっと出てすぐ治る程度。

まだまだ全体的には鳥肌のようにザラついて乾燥していますし、掻いたところの色素沈着も見られます。

しかし、峠を越えたといえるのではないでしょうか。

肌処方:相変わらず脱入浴。乳酸菌液は傷ができているところ中心に朝晩。オイルは背中と腹部のマッサージ。娘の気分次第で脚全体にオイルを塗ったりはします。

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まとめ:見えている肌の様子と見えない内側を感じながらのアトピーケアは春まで続く…

経過 からまで、娘の肌は様々な表情を見せてくれました。

このようなサイクルがもう終わるのかまだ続くのかはわかりません。

しかし、確実に言えることは、医者に行かなくても治りそうだねってこと。

の段階の時点で、もしかしたら私たちも医者に診てもらうことを選択していたかもしれません。

それは親の仕事の都合や学校についての方針によって違うのではないでしょうか。

幸い私たちはそこで上手く折り合えたのでなんとか向き合うことができていますが、せわしない現代に生きる多くの親御さんにとっては簡単なことではないと思います。

薬を塗ったら3日できれいになるかもしれない皮膚、それを2ヶ月も3ヶ月もかけて自分たちの時間と労力を費やし改善させる、当然覚悟がなければ成立しないことです。至極当然のことでもありますがね。

何を見てどう考えてどういう判断を下すか、何を信頼して何を選んでいくか。

娘の肌に起きた症状によって、私は生き方や思想についてまでをも考えさせられる体験をしています。何回目やろね…。

また彼女自身も大好きなダンスを我慢し、自らもいろいろと調べたりして今回はより学び多き体験となったことでしょう。

そして私たちの体験レポートが、少しでも肌の悩みを抱えた方のヒントになれば嬉しいです。

私が実践したココナッツオイル処方についてもアップしました!参考にしてみてください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。


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