アトピーにココナッツオイルは効果があるの?【体験談あり】使い方と選び方のコツとは | suzukinblog
※当サイトはアドセンス•アフィリエイト広告を掲載しています

アトピーにココナッツオイルは効果があるの?【体験談あり】使い方と選び方のコツとは

ココナッツオイルは溶かしてから使用

ー本記事は2022年1月18日に公開済みですー

我が家の11歳娘の過酷な冬・・・。

久しぶりの肌荒れに本人以外の家族がビビっているなか、意外と本人は前向きに過ごしている様子です。スー(@bacteria_suzu)です。

本日もお越しいただきありがとうございます。

2ヶ月の間、娘の肌は目まぐるしく変化しながらなんとか回復に向かっているようです。

娘のアトピーの場合、年間を通してずっと付き合うというものではなく、季節によって悪化したり引っ込んだりしている感じです。

今回も冬の乾燥が引き金になっていると思ったので、最初は乾燥の影響を少しでも減らすためにオイルを塗ることにしました。

保湿をする、という目的ではなくあくまでも乾燥から守る乾燥による症状を一旦和らげるという効果を狙います。

では、どんなオイルでそれを実行したのか、効果や使用感などを交えて詳しく説明したいと思います。

以下記事における見解や効果のほどは私の主観によるところが大きいので、同じように実践される方はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

スポンサーリンク

アトピー症状が出た娘にココナッツオイルを施した理由

ココナッツオイルがアトピー肌に有効かもしれない。

そう思ったのはほんの2ヶ月前のことです。思い立てほやほやですね。

今回の娘の症状がなかったら私も彼女もココナッツオイルを肌に塗るということを体験しなかったかもしれません。

人生におけるこういった選択の分かれ道って本当に面白いですよね。

では、なぜそのような選択を決定することになったのか、少しお話ししておきたいと思います。

アトピー肌に【ニームオイル】が効くかもしれないと聞いて

私が体半分?頭半分?生息している界隈、そうTwitterランドという楽しい情報の園で見聞きしたことがあるのです。

インドのアーユルヴェーダで使われている【ニームオイル】という植物抽出オイルが、アトピー性皮膚炎に効果があるかもしれないよ。

このようなツイートを見てから自分なりに調べてみたのです。

すると出るわ出るわのニームオイル効果!

ニームは特にヒリヒリして熱を持ったピッタの皮膚疾患や痒みを伴うカパの皮膚疾患に効果的な薬草で、インドでは「村の薬局」という呼び名で呼ばれているくらいだそうです。そして、優れた抗菌作用免疫力を上げてくれる効果があるので、アトピー性皮膚炎の改善に効果的です。

引用:アーユルヴェーダと暮らし

アーユルヴェーダの本場インドでは、アトピー肌にいいのは「ニームオイル」と「イェシティマドゥ」とされているようです。特に痒みを伴う場合、前者のニームオイルがよいとか。

引用:Art Being

一般論としてのハーブの効能について、ニームには天然保湿作用があり、アトピーや乾燥肌に用いられることでよく知られています。また、清浄作用、抗菌・抗ウィルス作用、抗炎症作用などがあり、肌を清潔に保ってくれます。抗酸化作用と美白作用もあるそうです。

引用:Art Being

保湿作用が高く、腋窩部や鼠蹊部の乾燥や皮膚の感染症の予防に良い。また、ニームオイルを塗り込むことで、保湿作用により踵のひび割れなどによい。

引用:ヘナ遊

ニームは、アーユルヴェーダの中で知られる、べストな血液浄化&解毒ハーブ。免疫を高め、ニームのオイルはそれ自体で、消毒&防腐剤になります。ニームの葉の抽出液は、感染治療にとても効果的。カビやバクテリアを破壊し、ほとんどすべての類いの皮膚病(肌の赤みや痒みなど)に効果的なベストハーブです。

引用:日々の美容はナチュラル・オンリー。

このような記述を見ているうちに、ぜひ取り入れてみたいと思うようになっていきました。

ただ、良質のものがなかなかすぐには手に入らず、私が注文したものもインドから直接送られてくるものだったので、それまでの約2週間、さてどうしましょ?となったわけです。

そこで、ニームオイルのキャリアオイルとしてよく使われるココナッツオイルに初めて着目しました。

「とりあえず、ニームオイルが到着するまではココナッツオイルでも塗っとくか」

そんな感じで始まりましたねw

ココナッツオイルの前に塗っていた植物性オイルの弊害を懸念

ニームオイルの情報を知る前に我が家の定番美容オイルとして活躍していたのは、太白ごま油ベースの植物エキス抽出オイル、

  • 松エキス
  • よもぎエキス
  • 精油ブレンド

などです。

これらはほんの少し肌に乗せるだけでほんとに心地よく保湿してくれるので、私のような乾燥気味のズボラ女子にはとても重宝していました。

しかし、これまたアーユルヴェーダの観点からいくと、すでに炎症が起きているところに太白ごま油を施してしまうと逆効果だということなんです。

オイルを使ったオイルプリングでも同じことが言われていましたね。

オイルでうがいをするオイルプリングでは口内炎がある時や生理中にはお休みすることが鉄則です。

しかし、抗炎症作用が高いココナッツオイルであれば口内炎がある時でも実施できますし、むしろ口内炎が良くなるとも言われていますね。

同じオイルでもここまで作用に違いがあるんですね〜。

闇雲にやるのではなくいろんな情報に目を通すことは大切だと思います。

娘の肌の炎症によかれと思って塗っていたこれらのオイル、特に何か症状が悪化したというわけではないのですが、初期の炎症が強く出ている時期だったのでやはり使用を控えました。

ただ、松やよもぎに含まれている成分には炎症に効いたり解毒や抗菌効果を持つものもあり、アトピー肌が改善されたという実例もたくさんあります。
私的には、使用するタイミングが大事なのかなと思います。
その時々の肌の様子をしっかり見極めることが重要ですね。

ココナッツオイルをアトピー肌に塗っても大丈夫!?

以上の2点が直接的なきっかけにはなったのですが、それを踏まえて、

では本当にココナッツオイルをアトピー肌に塗るのはありなの?なしなの?

ここは納得いくまで調べて答えを出したいところですよね。

結果的には「OK!」となったわけですが、私が出した答えとしてはこんな感じです。

ココナッツオイルの抗炎症作用が少しでも症状に効いたらいいし、アレルギーがない限り使うことによる弊害はなさそうだな。

これですぐにアトピーがなんとかなる、というものではなく今の状態のまま過ごすよりはちょっと娘が楽に感じられるのではないかなと思いました。

ちょうどオーガニックの使いやすいココナッツオイルを常備していたのですぐ実践できたというのもありますね。

もちろん、ココナッツオイルで悪化した、症状の改善はなかったという意見もありましたが、それも含めて使ってみないとわからない部分はありますよね。

そして、そもそもココナッツオイルとはどういうものか、そこをきちんと調べて納得できたのならば使ってみたくなるものなんですよね。

その辺りを次項で解説していきますよ〜♪

スポンサーリンク

アトピー肌へのココナッツオイルの効果とは

保湿効果を期待していないとは言え、やはりオイルというものは水とは違ってしばらく肌をカバーしてくれますよね。

そうするとアトピー肌にとってはダメージにもつながる肌のアルカリ化が気になるところです。

常在菌が肌を弱酸性に保ってくれているおかげで健康な肌をキープできるのです。

アルカリ性に傾いてしまうと悪玉菌の細菌が繁殖しやすくなるので、バランスの立て直しはさらに困難になりかねません。

すでに肌表皮の常在菌バランスが乱れているところにオイルを塗ってしまって大丈夫かな?

ココナッツオイルに関してはこの辺りの不安要素も払拭できていると思いました。

ココナッツオイルは飽和脂肪酸なので酸化しにくい

ココナッツオイルはその名の通りです。

含有成分もほぼ100%脂肪です。

その脂肪の性質が他の油とちょっと異なっていて、わりと体にもいいイメージがありますよね。

まずそのイメージの要は「酸化しにくく太りにくい」油であることではないでしょうか。

ココナッツオイルの主成分である飽和脂肪酸、これは動物性脂肪に多いのですが、例外的にココナッツオイルにも当てはまります。

悪い面として悪玉コレステロールが増えるから良くないという説がありますが、オイルの弊害である酸化に関しては飽和脂肪酸の方がしにくいのが特徴です。

肌に塗るということは空気に触れることでもあるので酸化しにくいオイルである方が安心ですよね。

また、肌に生息する常在菌にとってこの『脂肪酸』というのは格好の餌になる、と私は思っています。

ただし、善玉にとっても悪玉にとっても同じなので、トラブルのない状態であれば有効に働くこともダメージがある肌では逆効果になるかもしれないと思っておいた方がいいかもしれませんね。

ココナッツオイルのラウリン酸が抗菌・抗炎症効果を発揮

先述したココナッツオイルの飽和脂肪酸について、その大半を占めるのが「ラウリン酸」です。

《ココナッツオイルの飽和脂肪酸の内訳(脂肪100g中)》

飽和脂肪酸86.5
 (カプリン酸)6.0
 (ラウリン酸)44.6
 (ミリスチン酸)16.8 
 (パルミチン酸)8.2
 (ステアリン酸)2.8
一価不飽和脂肪酸5.8
多価不飽和脂肪酸1.8

半分以上の割合ですね。

このラウリン酸というのは母乳にも含まれる成分として有名ですが、赤ちゃんを外界の病気や細菌から守るための抗菌・抗炎症作用を持っていると言われています。

免疫活性ともいえますが、このラウリン酸が肌にいる悪玉菌の繁殖を抑えさらにそれが善玉常在菌の餌になっているのではないかなと思います。

実際行われた研究では、

ココナッツオイルとオリーブオイルを各26名、計52名のアトピー患者の肌に塗るというものです。アトピー患者たちは1日2回オイルを塗ることを4週間継続します。
すると、オリーブオイルでの黄色ブドウ球菌除去率50%に対し、ココナッツオイルは黄色ブドウ球菌除去率95%という高い結果が出たのです。

引用:ヘルシーライフ

黄色ブドウ球菌やカンジダ菌が増えやすいアトピー肌にとって、ラウリン酸の抗菌効果で悪玉菌の繁殖を抑え、さらに善玉菌を増やすのにも一躍かってくれているとすれば改善効果がありそうですね。

ココナッツオイルには肌に効くビタミンEが含まれている

ココナッツオイルのその他の美容効果として、肌にダメージがあるなしに関わらず

  • ビタミンEでシミ・シワを抑制
  • UVカット効果で日焼け止め
  • カリウムでむくみ防止

などが挙げられます。

ただ、これらの成分はそこまで多くは含まれていないので、気持ち程度の効果だと思っていいかと。

ココナッツオイルだけでなく他の食事なども合わせて考えるといいかもしれませんね。

いずれにしても、肌にとってはいい面が多いオイルだとわかりましたね。

スポンサーリンク

肌に塗るココナッツオイルの選び方と使い方のコツ

では実際どんなココナッツオイルを肌に塗ればいいのでしょうか。

一時期のブームもあり、今ではとてもたくさんの種類が販売されています。

食用のものでいいのか?

無添加だったらなんでもいいのか?


私が気にした点を中心にまとめていきますね。

品質を考えてオーガニックで化学溶剤不使用

まずは基本的な品質ですね。

体に入れるものと同様、できるだけ有機・無農薬で栽培されたココナッツを使用したもので余計なものを添加していないものを選びましょう。

油には酸化がつきものです。ココナッツオイルは酸化しにくいとはいえできれば酸性度0.8%以下を示す“エクストラバージン”と冠されているものを選んだ方がいいでしょう。

有機・オーガニック・無農薬・無添加・エクストラバージン

このキーワードが有効かと。

成分の変性を考えて低温圧搾が望ましい

オイルの抽出方法については、高温での化学処理ではなく低温圧搾で栄養素や酵素などを阻害することなく抽出したものが望ましいですね。

温度が上がるほど酸化しやすいですし、成分の変性もあるでしょう。

毎日肌に塗ることを考えて匂いがないものを選ぶのもコツ

以上の条件をまとめると、

オーガニックエクストラバージンココナッツオイル

これに、詳細説明として

  • 無農薬栽培ココナッツ使用
  • 低温圧搾方式採用
  • 化学溶剤不使用
  • 未精製

などが添付されていれば完璧に近いのではないでしょうか。

もちろん私もこの完璧に近い選択をしていると思いますよね?

ところが、私が選んだものは、

  • エクストラバージンでない
  • 低温圧搾でない
  • 精製された

ココナッツオイルなんです。

なぜかというと、匂いです。匂いがないんです、全く!

ココナッツオイルといえば甘くてコクがある南国らしい香りがつきものですよね。

食べるときにはそれがいい風味として生きる場合もあるけれど、11歳の子どもの肌に毎日毎日塗ることを考えるとできるだけ匂わない方がいいかなと思ったのです。

香りや味が全くないということは、抽出したオイルをさらに精製しているということです。精製ということは溶剤を使ってるのでは?という疑問も生まれますよね。

しかし、私が使用しているものは

果肉を天日干しにしたもの(コプラ)からオイルを圧搾し、活性炭と天然石灰を使用して精製しています。
化学溶剤などは一切使用していません。
精製の段階で不純物が取り除かれ、香りも吸収されるため、製品はココナッツの香りがしません。
また、80℃の熱が加わるため酵素は含まれませんが、オイルの含有成分は有機エキストラバージンとほぼ同じです。
和食などのお料理にも幅広くお使い頂けます。

引用:cocowell

問題ないばかりか肌に塗るには好都合だなと思ったのでこちらに決めました。

若干品質が下がるかもしれませんが、それが肌に影響を及ぼすほどではないだろうと判断しました。

さらに2リットル近い量が入っているこちら↓↓↓もおすすめです。料理にも使うのであれば大容量がちょうどいいです。

また、この容器も決め手になりましたね。

キャップを外して使う分だけそのまま瓶に注げるし、湯煎にかけられるしっかりした素材で工業化学物質であるBPA(ビスフェノールA)もフリーです。

同じメーカーさんのもので、肌に塗ることを前提として開発された商品もあります。

こちらは化粧品工場で充填されている、という違いだけで原料は食用のものと変わらないそうです。特に化粧品用として添加されている成分もないということなので、一緒っちゃ一緒!?

よかったら参考にしてみてください♪

アトピー肌にはココナッツオイルを入浴前に塗るといい!?

アーユルヴェーダのオイルマッサージでも言われていることですが、オイルを塗るのはお風呂に入るがいいそうですね。

私の今までの常識では、お風呂上がりの肌から水分が蒸発しないようにオイルなどでカバーするという認識でしたが、実際には入浴中にも肌の水分は奪われているし、肌が長時間水分に触れているとふやけて表皮が不安定になります。

ましてやアトピーなどで炎症や傷ができている肌ならなおさら、入浴による水分の接触はデメリットが大きいですね。

しかし、入浴で全身を温めて新陳代謝を高めたりリラックスして自律神経を整えることも、同じくらい大切なことです。

ならば、入浴前に肌をカバーする、というアーユルヴェーダ式のやり方がとても理にかなっているような気がします。

実際、ココナッツオイルを入浴1時間ほど前に塗り込み湯船に浸かることは、オイルでふやけた古い角質が剥がれやすくなり肌の新陳代謝を促すために効果的であると言えますよね。

乾燥肌の人にとってはお風呂のお湯さえも刺激になるので、それをココナッツオイルが膜を張って緩和してくれると入浴の辛さも軽減されそうです。

もちろん入浴後にも塗ってあげると肌がより柔らかくなり、痒みの軽減、衣類との摩擦の軽減につながるでしょう。

スポンサーリンク

まとめ:ココナッツオイルを使用してみた長女の症状経過と感想

ココナッツオイルがアトピーに効くかもしれない!?という視点で調べていくとそれはそれはその通りだという記述がたくさん見つかりました。

しかし一方では、ココナッツがアレルギーを誘発する可能性も無視できないし、オイルの浸透性が悪いと肌に変な蓋をしてしまって余計に症状が悪くなるということも考えられます。

何事も表と裏一長一短ですね。

私はそれでもたくさんの可能性を秘めているココナッツオイル処方をやってみたいと思いました。

まずは自分の肌でも試し、特に問題がなかったので娘の肌にも塗り塗りしています。

ただ、炎症が全身に広がりつつあるときだったためそれを抑えるという効果はなかったようです。

痒みが軽減するのも塗った直後から数時間ですね。あとはまた乾燥してしまうので頻繁に塗るといいかもしれません。

その後肌にオイルを塗ること自体をストップして、乾いた角質が自然と剥がれ落ちるのを促していますが、それによって元の肌のようになってきたところにはやはりココナッツオイルを塗るととても心地良いみたいです。

「ここは乳酸菌にして、こっちはココナッツがいい」

と一丁前にオーダーしてきますからね。

肝心の入浴前塗り塗りは、脱入浴をしているのでまだやっていませんw

気になった方は、使用前に必ずパッチテストをしてから実践してみてくださいね。

あ!本来の目的だったニームオイルは届いてからその匂いに悶絶しながらも、娘の乳酸菌液に混ぜたり湯船に入れて私が楽しんだりしています。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

タイトルとURLをコピーしました