梅肉エキスを作るという梅仕事は絶対やった方がいい!作り方は簡単で材料は青梅のみ! | suzukinblog
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梅肉エキスを作るという梅仕事は絶対やった方がいい!作り方は簡単で材料は青梅のみ!

梅肉エキスの作り方

ー本記事は2023年6月23日に公開済みですー

梅仕事って女子に人気ありますよね〜。
なんであんなにみんないろいろと工夫を凝らして梅を加工するのでしょうか?
スー(@bacteria_suzu)です。本日もお越しいただきありがとうございます。

主婦ってただでさえ忙しいですよ。
その忙しい合間に時間を作ってわざわざ梅のお世話をする6月、ソワソワするし結構な出費でもあります。
それでも毎年毎年やっちゃうんです。
なんならそんなに梅酒や梅シロップがなくても困らないのに、ついついやっちゃうんです。
これはもう東洋人のDNAがそうさせているとしか思えないですね。

そんな梅仕事ですが、多くの人が見落としているのが『梅肉エキス』作りではありませんか?
身体への効能としては梅干しよりも数十倍高いと言われている梅肉エキス、しかもただ青梅さえあれば誰でも作れちゃうのに私の周りでやってる人はゼロです。

まー、見落としているというよりは見ないように考えないようにしていると言った方がいいかもしれませんけどね…。

私も今回初めて作りました。
あの貴重な梅肉エキスが自分でうまく作れるとは思えなかったのですが、蓋を開けてみてびっくり!
簡単すぎて目が点になるかと思いました。
面倒な計量などもないし副材料もゼロです!
簡単なんですほんとに、手指の何本かは痙攣しかけましたけど・・・。

では梅肉エキスの作り方をまとめていきますよ〜♪

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青梅があったら絶対作ってほしい『梅肉エキス』の作り方

梅肉エキス

作り方、なんて青梅をすりおろして果汁を煮る、の一文で終わってしまいますが…。

みなさんが梅肉エキス作りを避けたくなる最大の理由「めっちゃ時間がかかる」は簡単に覆らないとしても、「お、ちょっとやってみようかな」くらいには思ってもらえたら嬉しいです。

朗報としては、現代風に時短しようと思えばできるらしい、ことが分かりました。

ポイントを絞って書いていきますね。

梅肉エキスの材料はただひとつ青梅のみ

梅シロップや梅酒や梅干し、これらは自宅で仕込みやすいですが梅の木がない場合は案外出費が大きいということはお気づきでしたか?

そう、一昔前は庭に梅の木があることがごく当たり前のことでしたね。もちろん今でも梅の木というのは庭木の中でも超メジャー級ですよ。

田舎に行けば何本も植えている家も多いかもしれません。

しかし、都会ではそうもいかないし、核家族化した現代では梅の木などを植えるスペースを確保するのも一苦労だと思います。

そこで梅は農家さんから購入するというのが一般的になりました。
さらに氷砂糖、お酒、塩、仕込み瓶や樽、などなどを購入して用意するのが必要で、これは加工品を買った方がコスパがいい・・・という悪魔の囁きが聞こえそうなくらい結構な出費です。

もちろん、それを上回るほどの達成感と手作りならではの味わいは絶対あります。

結局何が言いたいかというと、そんな中でも梅肉エキスは

買うより作った方が絶対いい!

ということです。主観です。

なぜなら販売価格の大半が手間賃だと思うからです。主観です。

原材料は青梅のみですから。

梅肉エキスは青梅の汁を煮るだけでOK

青梅をすりおろす

あ、その前に数十個の青梅を一つずつすりおろすという鬼工程がありました、てへ。

これなんですよね、梅肉エキス作りが人気ないのって。

梅の実をそのまま丸ごとポイポイ容器に漬け込んでいく他の梅仕事とは、しんどさが天と地ほどの差。

目の前にある何十という粒を1個1個、しかも種を避けながら実をくるくる動かしてすりおろしていく・・・普通にやっていたら勘弁してくれって泣きそうになりますね。

時短レシピとしてミキサーやフードプロセッサーを使用してすりおろすというものにも惹かれましたが、結局梅を実と種に分ける工程は手作業だし、汁を余すところなく実を粉砕するには手ですりおろす方が効率がいい気がしました。2キロ以上となるとさすがに利用した方がいいでしょうね。

もうね、こうなったら瞑想だと思って楽しみましょ!
内観です、内観。内観に失礼。
だいたい15個くらいすり終わったあたりで、眼鏡を外して目を瞑ることになると思います。
目を瞑ってすりおろすって大丈夫??って思うでしょ、全然大丈夫でした〜、目を開けてる方が疲労感を感じる気がするので、ぜひ瞑想すりおろし、チャレンジしてみてください!
そんで、すりおろす作業を1時間もやり続けたら、そりゃ指も痙攣起こしかけますよ、でも瞑想ですからこれは、大丈夫です、精神でなんとか痙攣も乗り越えられます、1時間後には楽になれますし、そこまでやれた私をもう誰も否定などしません!自己肯定感を上げるのにもってこいの作業!
もう、これは、やるっきゃない!!

ということで、この瞑想すりおろし作業の後は搾り汁をただただ煮詰めていくだけなので、難しさとは無縁ですね。

ただ煮るだけいい響きだ〜

あれ、なんか間違ってる!?

梅肉エキス作りの簡単な流れ

ここまでの解説だけでもう作り始める方もいるでしょうね。
梅の処理などに慣れている方は手順などがなくても問題ないと思います。
でも、やはりもう少し具体的な作り方の手順を必要とされる方のために、一応簡単な流れをまとめておきますね。

⒈ 青梅はヘタを取って水洗いし、水気を切る。

梅肉エキスの材料

⒉ 青梅をすりおろす。金属の器具の場合は使用後すぐに洗って下さい

青梅をすりおろす

⒊ すりおろしたものをサラシなどの布に包み、果汁をしっかり搾る。この時一気に全部を搾らず少量ずつ数回に分けて絞った方がやりやすいです。種の部分もエキスが出るのでしっかり絞りましょう。

梅肉エキスの作り方

⒋ 果汁を煮る。沸騰してからは弱火でコトコトと2時間ほどかけて煮詰めます。鍋の淵や底に黒い焦げが付いてくるので木べらでよく混ぜながら最後まで根気よく。

梅肉エキスの作り方

⒌ 緑だった果汁が黒くなってきてとろみがつき、木べらでこすった時に鍋底が見えるようになったら火を止める。出来上がった梅肉エキスは冷めると硬くなってしまうので、熱いうちに保存瓶に移しましょう。

梅肉エキスの作り方

さてみなさん、お気づきでしょうか?
梅肉エキスって青梅の果汁しか使わないということを…。
絞った後の実のカス、どうしましょ…。
これはまだ有効成分などが残っているので捨てずにリメイクです!

私は糖類と水を足してジャムにしました。
しかも梅肉エキスを作った鍋で。だって鍋に残ったエキスを洗い流すのがもったいないんですもの〜。

そのまま醤油漬けにしてる方もいましたね。
しかし、長時間手指でこねくり回したものなので加熱した方が保存性も上がると思います。

加熱した梅でしか得られない有効成分「ムメフラール」も取れますしね。あ、梅肉エキスにもこのムメフラールはしっかり含まれているそうですよ!
血流改善効果が期待できますね。

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梅肉エキス作りにおける大切なポイント4点

こんなに簡単でシンプルな梅仕事、なぜ多くの人私も含めては毎年やらないんだろう、と不思議にさえ思えてきますね。いやちゃんと理由あったやろ…。

しかも、健康オタクの方なら誰でもご存知の、家庭でできる自然療法を確立された東城百合子さんもこう書かれているほどの効果効能を持つ梅肉エキスです。

⚫︎梅肉エキス

ー中略ー
これを陶器かガラスの容器に流し込み密閉して保存しますと五年でも十年でも保存でき、古くなるほど効くようになります。量は大豆一粒か二粒飲めば十分です。
これは殺菌作用もあり腸内の有効な細菌を育てて雑菌を殺しますから、腸のいっさいの病気に効きます。腹痛・胸やけ・下痢・便秘・高血圧・低血圧・腎層・肝臓・糖尿病等によく、子どものある家では必ず常備して欲しいものです。

これ一つあると、大抵の病気は大事に至らずにすみます。
伝染病のはやる時は梅肉エキスを飲んでおくと感染しません。

東城百合子著:『家庭でできる自然療法』

あれ、なんかこれ、どこかで聞いたことあるような…、はい、お松の効能と似てますよね。

松竹梅のお仲間ですから、血を良くするという効能を軸として私たちの体の調整をとても合理的に行なってくれるありがたい自然の恵みなんですね。

どうしても作るものではなく買うもの、という印象が強い梅肉エキスですが、梅シロップを作る青梅が手に入るならちょっと頑張って梅肉エキスに手を出してみませんか?

実際に初めて梅肉エキス作りに挑んだ私が思う大切なポイント、以下4点さえきっちり意識して作れば最後には漆黒の美しい濃縮エキスの完成です!

① しっかりと実が固い青梅を使用する

梅の実がしっかり固くて青いものを選ぶ理由は、柔らかい梅だとおろし器との接面がへにゃっとなってすりおろせないためです。
また熟した梅では取れる有効成分がかなり減るそうです。

② 使用する器具は金属製を避ける

梅には有機酸がたくさん含まれています。
この酸が金属を腐食させる危険があるので、おろし金、鍋、かき混ぜるスプーンなど、使用する器具は陶器やセラミック、ホーローや木製のものを。
もしミキサーなどを使用する場合は使用後すぐに洗うようにしてください。

③ 焦がさないように注意しながらじっくり煮る

すりおろした果汁は、さらにサラシなどで搾って出た液体のみを煮ていきます。
容量が1割未満になるまで煮詰めるので最後まで気を抜かず、時折混ぜながら灰汁を取り焦げ付かないようにしましょう。
もし焦がしてしまった場合は水を足して煮詰め直すこともできますが、その場合は常温で半永久に保つというメリットが失われます。

④ 心にゆとりを持ってじっくりと向き合える時間に行う

青梅1キロで、すりおろしに1時間、それを搾って煮詰めるのに1〜2時間はかかります。
心と体の余裕がある時にやらないと下手したら「二度とやりたくない」となってしまう恐れが…。

特に最後の「よゆう」に関してはとても重要だと思いました。

今回私は普段滅多にやらない夜なべをして作ったのですが、後は寝るだけという精神的に負担の少ない状況であったからこそじっくり梅肉エキス作りを堪能できたと思います。

おかげで、案外楽しいとさえ感じたし、これでほぼ永久に腐らないしかも年々効力が増していく家庭の至極のナチュラルサプリメントが手に入るなら、毎年やりたいという思いに至りました。

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まとめ:梅肉エキス作りは瞑想にもなる!原材料は青梅とゆとりのみ

毎年梅の時期になると考えますよね、梅シロップ何キロと〜梅酒を何キロと〜梅干しを何キロ、完熟梅が余ったらジャムにしようかな、なんて。

最近は麹を使って仕込む梅塩麹や梅甘酒なんていうものも見かけるようになりました。

もう考えただけで無駄にソワソワしちゃいます、私。

さらにこの時期は保存瓶だらけで大変!しかも梅干しにカビがー!!

なんて、そんな梅仕事もいいですが、今年は青梅が手に入ったらぜひまずは梅肉エキス作りにチャレンジして欲しいです。

今まで全く眼中になかった私が言うのもなんですが、焦がすという以外の失敗もほぼないし、なんと言っても買うと小瓶で3,000円前後はするものが梅があれば0円です。半永久的に保存可能な万能薬がね。

必要な材料は青梅、それと作り手のゆとり、それだけです。
思いもよらない瞑想体験もできて、なんて楽しい作業なのでしょう♪

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

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