ー本記事は2019年10月12日に公開済みですー
私が、牛のお乳を搾り取ったものを飲むことに抵抗があるのと同じように、
豆乳に玄米などの植物性乳酸菌を自家培養して作る自家製豆乳ヨーグルトを食すことに、大きな嫌悪感を抱く人もいることでしょう。
ただ、これは天秤にかけること自体どうかしていて、
体にとって有用であるかどうかという一番の要がすっぽり抜け落ちているのです。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
玄米を使ってシンプルな工程で発酵させた種菌、それを豆乳に混ぜ込んで作るヨーグルト1gのなかには何億という乳酸菌が息づいているのです。
だからこそ、作って食べるのです。
これが危険?
雑菌だらけの腐敗食品?
さて、あなたの判断は危険というレッテルか、健康優良食品という勲章か、どっち?
【危険】がつきまとう自家製豆乳ヨーグルト
我が家はもうかれこれ7年ほどヨーグルトを家で作って食べています。
実践者の方に直接教えてもらった方法でやっているし、ネットでも色々調べてその都度修正・更新しています。
→【『菌坊さん流納豆水豆乳ヨーグルトのその後』この簡単さでこの完成度!】
→【『豆乳ヨーグルト』ほぼ100%失敗しない作り方はパラダイス酵母を入れるだけ】
→【パラダイス酵母で仕込む豆乳ヨーグルトは爆裂発酵はしているけど腸活にはならない!?】
それでも、発酵に失敗したり爆発させたり、一筋縄ではいきません。
そんな『自家製豆乳ヨーグルト』が凄まじくブームのように広まり、それがテレビなどでも紹介されて持ち上げられ出すと、
「いいね」「いいね」だけではなく、「危険だ」「警鐘を」といった相反する反応も後を立たなくなってきます。
これは、現役実践者として簡単に見過ごすわけにはいかないのです。
豆乳ヨーグルトは発酵ではなく腐敗?
よく言われることは、
「そのヨーグルト、発酵ではなく腐敗してるよ」
うんうん・・・。
だから?
あなたの判断で「腐敗」と決めただけですよね。
私の判断では乳酸菌ウジャウジャ発酵状態なんですよねー。
問題?
ないない。
もちろん見極めは大事です。
そのヨーグルト十分発酵してないよ、ってものもあると思います。
作っている本人がそれを判断すればいいわけで、環境や体質によって体への効果も違ってくるのです。
豆乳という培地に乳酸菌を解き放っているのですから、ちゃんと適切な状態を保つことができれば発酵するはずですよね。
そして、それを7年間食べ続けて健康体を維持している私たち家族、そのような軽い言葉尻には一喜一憂しないのです。
批判が生まれるということは、逆に自家製豆乳ヨーグルトへの評価が高いという側面もあるのです。
空気中の“雑菌”まみれのヨーグルト?
これもよく言われますが、
「空気中に漂うカビ菌や雑菌が混入しているから、発酵はしていても体に害がある」
「雑菌だらけの自宅で培養するなんて不潔すぎる!」
はい、それはそうかもね。
「カビがいる」と言われればそれはいるでしょう。
「雑菌だらけ」と言われればそれはそうでしょう。
「それがヨーグルトに混入している」と言われればそれもそうかもしれません。
でも私たちはそこで毎日毎日生活しています。
いろんな雑菌やカビや微生物たちと共存しているんです。
そして、そのなかで人体にとって害となる「ウィルス」などに侵されないように、乳酸菌をコツコツ摂取しているのです。
なぜなら、乳酸菌などの強酸性環境下では、そういうものが死滅するからです。
ヨーグルトになっていく過程で、もしこういう菌と拮抗して乳酸菌が負けてしまえば、それは腐敗というか有益菌ではなくなりますね。
ただ、そうなるとさすがにみんな気付くでしょう、腐ってるって。
色や匂いや味などで体がちゃんと判断してくれると思います。
玄米には乳酸菌だけじゃなく“雑菌”がいっぱい?
玄米まで!?
そもそも強力な植物性乳酸菌を得るために使っていた玄米すらかなり攻撃されているのです。
そこ(根源)をいじられるということは、逆に立派なヒーローの証!?
私がこれまで都合のいい情報しか見ていなかったのかもしれませんね。
そこは深く反省して、いろんな角度からの意見を聞き入れようと思いました。
玄米否定、ちょっとショックですけどね…。
田んぼで収穫されて、脱穀後すぐ米袋に入れられて、そのまま流通・販売ルートに乗っているであろう玄米、
いろんなものが付着して当たり前です。
それを、生きた乳酸菌が流れてしまうからといって1回も洗わずに使うことは、やめましょう。
ザッと水で洗い流すとか、少し表面を精米するとか、それはやったほうがいいですね。
だけど、それくらいで十分です。
一粒万倍ともいわれる植物の種や実、その小さな宇宙に秘めているパワーというのは絶対的なものであると思います。
そして、植物とは人間のためだけに働くということを、私は信じたいです。
人にとって本当にかけがえのない存在、癒しであり、パワーであり、支えである物言わない植物たち。
その力は私たちの想像をはるかに超えているんです。
植物を本気で怒らせたら、人間なんてひとたまりもなく絶えていくでしょう。
腐敗菌が悪玉菌だとしたらそれもあれも悪玉菌
我が家では、自家製豆乳ヨーグルトを食べて下したり吐いたりしたことは一度もありません。
まぁ、食べたくないと拒否されたことはありましたが・・・。
乳酸菌ウジャウジャ環境に到達する前に、仮に雑菌やカビの方が先に繁殖してしまって悪玉菌となり得るものに変わってしまったとしても、気づかない程度なら食べてしまっても問題ないと思います。
いや、気づいてしまったらダメですよ。
全然問題なく口に運べるレベルであれば、問題ないということです。
悪玉菌を腸内に植え付けるという結果になって終わりです。
悪玉菌はあかんやろって?
私たちの食生活・生活習慣において、悪玉菌を植え付ける機会、ほかにめちゃめちゃありますよね。
そこを問題なくスルーできるのであれば、ヨーグルトに混入しているかもしれない腐敗菌くらいスルーできるでしょう。
結局、【自家製豆乳ヨーグルト危険説】が出てきたということは、自家製豆乳ヨーグルトが高い評価を得ていることの裏付けなのです。たぶん。
つつかれてしまうんですね。勲章としましょう♪
まとめ
情報の取り方一つでこうも印象が変わるのか、というくらい、最初に触れる情報って大事ですね。
でも、批判されるということは、それについて別の角度から調べてもらえているという大事な側面もあります。
人気者(豆乳ヨーグルト)につきものの宿命ですかね。
まぁ、おそらくキャンキャン言うてる人って実践してない人がほとんどですから、実態をつかめてはいないと思います。
実践しない人でクレバーな人というのは、評価も批判もしないもんですから。
そして、こんなキャンキャンに簡単に一喜一憂しているようでは、発酵するもんもせんようになります。
豆乳ヨーグルトのおかげで明らかに腸内環境が変化したと思っているなら、自信を持って勲章を胸に堂々としていればいいのです。
ただ、批判の意見の中にも真実がある場合があるので、この機会にしっかりと見直してみることも必要ですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。