ー本記事は2018年8月25日に公開済みですー
白髪が増えたら困ることってなんだろう?
老けて見える、白髪染め代がかかる、くらいでしょうか。
白髪が目立ってきたそこのあなた「老化現象のひとつだからしょうがないか」といって簡単に染めてしまっていませんか?
白髪染めに限らず、頭皮に影響を与える髪染めは経皮毒として体内に取り込まれ、体に与えるのダメージも少なくありません。
老化で弱った頭皮に刺激の強い白髪染め…、なんだか痛々しいですね。
だからといって、まだまだ40代50代で白髪の方が目立つのはちょっと…、という感じですかね。
私は全然白髪で堂々としているアラフォー、アラフィフいいと思います、スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
自分がまだ白髪になってないから勝手なこと言うてますが、自分も含め黒かった髪がどんどん白髪になっていくとどんな気持ちになるかなぁ。
そう遠くない未来で自分も体験するであろう「白髪」とは一体どういうものなのでしょうか。
そんな疑問を解決すべく、白髪になっていないアラフォーの私が紐解いていきますよ!ちょいちょい自慢。
老化だけじゃない、“白髪が産生されるメカニズム”これを知ったら白髪対策の見直しが必要かも!?
白髪になるメカニズムとは?
白髪は生命の危機に直接関係がないため、これまでそのメカニズムの解明があまり進んでいませんでした。
しかし、ここ最近になってようやくそのメカニズムが様々な角度から研究されつつあります。
まず髪が黒いことの利点を知ろう!
日本人の黒髪、これ実は大変優秀なんです。
日本人という民族が世界でもトップレベルのDNAを持つ民族だと言われているのは、こういうところにも理由があるのかもしれません。
実は、黒い髪は強い紫外線から大事な頭を守っているのです。
細胞内の核にはDNAという大切な情報があります。
DNAは紫外線にとても弱く、もし壊れてしまったらガンなどの重大な病気になる可能性が高くなります。
髪が黒いということは、太陽の強い紫外線を体内に吸収しにくいということなので、必然的にDNAを守っているといえますね。
さらに言うと、日本人のような黄色人種は、必要なときに必要なだけ即座にメラニン色素を作ることができる能力を備えており、そのメラニン色素によってしっかりと細胞が守られているのです。
黒髪あっぱれ!
メラノサイトが作るメラニン色素の減少で白髪に
髪の毛は毛根の「毛母細胞」の細胞分裂によって作られます。
この時点では髪は色のない状態、なんと白髪なんです。
毛母細胞と隣り合って存在する「メラノサイト」という色素細胞がメラニン色素を生成し、それが髪の毛に取り込まれて初めて色が付きます。
このメラノサイトの機能が低下することにより、メラニン色素の生成量が減ってきます。
その結果、髪の毛に十分なメラニン色素が取り込まれなくなって白髪のまま伸びていくというわけです。
メラニン色素の原料であるチロシンは足りてる?
メラノサイトがメラニン色素を生成するには、「チロシナーゼ」という酵素が必要です。
メラノサイトがチロシナーゼと結合して「チロシン」というアミノ酸をメラニン色素にかえていくのです。
そして、チロシナーゼは銅を含んでおり、銅がなければ正常に働いてくれません。
銅は「ミネラル」として私たちが摂取する食品に含まれていますが、この「ミネラル」と「チロシン」どちらが欠けても健康な黒髪にならないということです。
白髪の原因とは
白髪の直接的な原因は、髪の毛を作る毛母細胞と隣り合っている「メラノサイト」の機能低下でした。
さらに、メラノサイトと結合する「チロシナーゼ」と、メラニン色素の原料となる「チロシン」の不足も白髪の大きな原因といえます。
ではそれらの事態を誘発する要因とは一体なんでしょうか?
細胞の老化
やはり年と共に細胞は弱っていきます。
酸化したり劣化したりして、活性がどんどん弱まっていくのは避けられない現実だといえるかもしれません。
もちろん個人差はあります。
平均的には白髪の発生は30代中頃からポツポツと目立ち始め、年を重ねるごとに徐々に増えていき、50代半ばになると髪の半分近くが白髪になる人がほとんどです。
ミネラル不足
先ほど出てきた「銅」しかりですが、ミネラルが不足すると毛母細胞や色素細胞が活発に働かなくなります。
偏った食事や、体のミネラルを必要以上に消費してしまう食生活などが原因で、年齢に関係なく白髪になることもあり得ます。
私たちの体はミネラルを体内で作り出すことができないので、きちんとバランスの良い食事を心がけ、取り込んだ栄養素をしっかりと細胞に行き渡らせることが重要ですね。
そためには、血行の良し悪しも大事です。
睡眠不足
髪が最も成長するのは、1日のうちで副交感神経が最も活発になる午後9時から午前2時の間です。
この時間にしっかりと入眠できていれば細胞が元気に働いてくれるので、健康な髪を維持できますが、慢性化した睡眠不足や夜更かしなど、不規則な生活ではどうしても細胞自体が弱まってしまいます。
細胞が弱ると当然血流も悪くなり、どんどん悪循環になってしまいます。
若い頃の夜更かしが白髪につながっている、と言えなくもないですね。
ストレス
よく「一夜にして一気に白髪になった」と聞きますが、それは極端にしても一晩でメラノサイトが一気に機能停止してしまうことはあります。
ストレスというのが、髪には強い影響を与えるのです。
上記で出てきたものすべての要因となり得る「ストレス」によって、活性酸素が一気に増加し血行が悪くなると、とても細かい毛細血管が多く集まる頭皮にまで栄養や酸素が届きにくくなります。
その結果、毛母細胞や色素細胞の老化を早めてしまうのです。
ストレスで白髪になるのに年齢は関係ないので、若白髪のような状態にもなり得ますね。
遺伝
白髪は遺伝的要素も大きいとよく言われますが、現在のところ一概には言えないようです。
「遺伝」というよりは、同じ環境、同じ生活習慣で生活しているために、同じような現象が現れやすいという見方の方が自然なのかもしれませんね。
これについてはまだ解明されてはいないようです。
まとめ:白髪は生活習慣や生き方の見直しで改善するかも!?
白髪になるということをじっくり考察してみると、案外老化だけが原因ではないことがわかりましたね。
そして、この白髪、老化だからと諦めずきちんと対策を実践すれば黒髪に戻るかもしれませんよ。
弱ったメラノサイトを活性化して再びメラニン色素を合成するようにすればいいのですから。
ただし、メラノサイトが改善するのには時間が必要です。
白髪を見つけたからといって安易に抜いたりすると、まだ弱ったままの細胞から生えてくるのは当然また白髪です。
白髪はそのままにしておいて、新たな白髪を増やさないようにまずは細胞の活性化が先ですね!
では、その具体的な改善方法をこちらの記事↓↓↓で確認してください♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。