私は1日1杯のコーヒーくらいしか摂っていなかったのですが、これをやめてみるとやはりきちんと離脱症状のようなものが出ました。
1日3杯も4杯もコーヒーを飲み、さらに緑茶を飲み、そしてコーラなんかを飲んでいる方が、一気にこれらを辞めるのは危険を伴うこともあるのではないでしょうか。
これらに含まれているカフェインは、目に見えないところでせっせと体内環境を変容させてしまっているのです、スーです。
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いや、別に脅しているとか、カフェインを悪と見なしているとかではないですよ。
でも、せっかくのカフェインの効能を、度を超える摂取量によって体にとって害にしているようでは本末転倒です。
最近コーヒーを飲んでも頭がスッキリしないな、
なんだかずっと疲労感が取れないな、
まともにぐっすり眠れたことないな、
そう思うことが少しでもあれば、一度カフェイン摂取を控えてみるのはどうでしょう?
離脱症状に負けるのが目に見えているって?
それならこんな方法で心地よく離脱してみるのはどうでしょう♪
カフェイン断ち後の離脱症状とは?
カフェインが体にもたらすメカニズムは、こちらの記事↓↓↓で詳細にまとめていますので参考にしてみてください♪
カフェインを摂れば摂るほど、体はきちんと反応してアデノシン受容体をせっせと作り出すわけですから、当然カフェインによる覚醒効果などはどんどん効かなくなります。
実際、1日4杯以上のコーヒーを飲む人は、ほとんどがカフェインの効果を得られていないといいます。
では、これだけ脳内の設定が変容しているカフェインシステムから、元の正常な機能に戻すことは難しいのでしょうか?
まぁ、簡単ではないでしょうね・・・。
カフェインによる弊害
まず、カフェインによる覚醒効果など以外で、体に良くない影響ってどれくらいあるのでしょう?
① 頭痛
カフェインは頭痛薬にも配合されている成分ではありますが、継続して摂取し続けると逆に頭痛を引き起こす原因となります。
② 貧血
カフェインには鉄分や亜鉛といったミネラルの吸収を妨げる働きがあります。
女性にとってはとても大きな健康被害だといえるので、注意が必要です。
③ 胃痛
カフェインには胃酸の分泌を促す働きがあり、過剰な胃酸分泌によって胃壁が荒らされることもあります。
それによってときには激しい胃痛を誘発します。
④ 冷え
カフェインによって交感神経が刺激されると、血管収縮が起こります。それによって血流が悪くなり体の冷えを促進させる恐れがあります。
コーヒーに砂糖を加えるとよりそれが助長されるでしょう。
⑤ 落ち着きがなくなる
カフェインを摂りすぎると、体が興奮状態になり、落ち着きがなくなったり考えがまとまらなくなったりします。
集中力を高めるという効果の真逆の症状ですね。
⑥ 不眠
カフェインの交感神経刺激により、眠りの神経である副交感神経の働きが抑制されます。そのためなかなか寝付けないということが起こります。
夜のコーヒーというより、夕方のコーヒーがちょうど寝付きの時間に効き始めるので要注意ですね。
結構ありました。
これほど体にとって嬉しくない症状があるのであれば、ちょっと頑張ってカフェイン断ちしてみると、もしかしたら仕事や勉強、さらには睡眠におけるパフォーマンスも上がるかもしれないと思いますよね。
しかし、カフェインを受け入れられる体制が作られている体を元に戻すのは結構大変なんです。
カフェイン断ちの離脱症状がつらい
受容体の量を元に戻すには、やはりカフェインを摂らないことが一番です。
しかし、一気にやめてしまうと今まで抑えられていた「疲労感」という感覚がとても重くのしかかってきます。
疲労していなかったわけではなく、それを感じることに抑制を効かせていたのがカフェインですから。
また、これまでアデノシンがくっつけなかった受容体に、一気にアデノシンが流れ込むことによって起こる疲労感もあります。
さらにその反応により脳の血管が拡張され頭痛を伴うことも避けられないかもしれません。
これらの離脱症状はほとんどのカフェイン断ち実行者に起こり得ますが、特にヘビーカフェイ二ストの人は一気に辞めると生活に支障をきたす場合もあるので、よく注意しなければなりませんね。
心地よくカフェイン断ちするための3つのこと
カフェインを絶って、できるだけ健康的な体に戻したいという人は、それと同じくらい、できるだけ離脱症状と無縁でありたいと思うかもしれません。
しかし、どうしても多少の反応はあるでしょう。
それを過激ではなく穏やかな症状として受けることができる方法はいくつかあります。
⒈ 1日4杯以上のコーヒーを一気にやめない
まず念頭に置いておきたいことは、
カフェイン摂取が減るにつれ、必ず受容体の数は通常レベルまで下がる
ということです。
ですから、最初の2〜3日は特にきついでしょうけれど、だいたい1週間もすればひどい離脱症状はおさまってくると思っていいでしょう。
体というのは私たちのつたない思考とは裏腹に、大変優れた性能で機能しているのです。
感情抜きに、起こっている現象にだけズームアップして反応するようにできています。
全てを断ち切らなければ禁断症状が出てしまう、と考えることはあるかもしれませんが、体は必ず変わります。
受容体レベルも、入ってくるものの様子がいつもと違うと気づけば、当然それに対応するはずなんです。
まずは受容体を減らすことが大事なので、一気にゼロに持っていくのが困難な場合は、少しずつでもいいでしょう。ただし、完全離脱までの時間は少しかかるかもしれません。
⒉ 週末断食ならぬ週末断カフェイン!
週末断食をするために山奥の道場にまで出向く人もいるくらい、私たち現代人の生活の中でいろんな誘惑を断ち切ることはとても困難です。
しかし、いつまでも効能以下の弊害になるような影響を受けているかもしれないものを、惰性だけで摂取しているのはどうなんでしょう?
思った時が行動する時、ではあるのですが、ここは急がず一旦計画を立てましょう。
カフェインによるブロックが効かなくなった脳には、アデノシンという睡眠作用のある成分が、一気に流れ込むことになります。
最初の2、3日が特に離脱症状がきついといわれるのは、この切替によるものではないでしょうか。なので、その間できるだけ仕事や勉強などから離れていた方がより快適な生活となるでしょう。
可能であれば、週末に予定を何も入れないという準備をしておいて、金曜日からカフェイン断ちを決行することをすすめします。
眠気や気だるさは確かにあります。集中力も落ちるでしょう。
そのタイミングで大事な案件が入らないようにしておくことも、自分でできる最善の調整ですよね。
多少の不快感や離脱症状が出たとしても、ダラダラしていられる自宅ならば、寝ていればいいのです。
幸い、離脱症状のひとつに「激しい睡魔が襲う」というものがあるので、自然に眠れるいい機会ではないでしょうか。
⒊ カフェインの代用を準備しておく
何十年間も、日に4杯ほどのコーヒーを飲んでいた人がいきなり月曜日から一気にそれを断つとなると、月曜日に対するイメージはどんどん悪くなるばかりです。
週明けというのは、ただでさえ重苦しいと捉えられがちです。
それよりももっとプラスのイメージを持って取り組むべきですよね。
コーヒーを飲んでいた時間を、何か他のワクワクするもので補うとかもいいですね。
やる気が出ないな、頭が冴えないな、こんな時ですよね、カフェインを欲する時って。
危険なのは、脳を一気に活性化させようとして、カフェインの代わりに甘いものに手が伸びてしまうことです。
砂糖にも当然中毒性があり、決して健康的な食べ物とはいえません。
できれば、細胞からスッキリと活性化できるものがいいでしょうね。
【心地よいカフェイン断ち】の結論
- 1日4杯以上のコーヒーを飲んでいたなら一気にやめない
- できるだけ金曜日から始める
- コーヒーなどのカフェインの代用を用意しておく
この3つを守ってみると、案外苦しい思いを味わうことなくカフェイン断ちができるかもしれません。
私の場合はコーヒーを完全に絶たず、たまには飲む、という姿勢で行っています。
さらに、今まで朝に1杯しか飲んでいなかった「モリンガ茶」を、常に飲めるようにペットボトルに入れて手元に置くようにしています。
これ、かなりいいですよ!
元気になれる気がします。
あとは、朝のうちに薬草茶をたくさん煮出して用意しておき、残すのがもったいなくて1日中それを飲む羽目になるという戦法もおすすめです!
まとめ
私の体験からいうと、今までの人生で確実に最も体調が良かった期間があるのです。
それは妊娠中・産後期間です。
そう、お酒もコーヒーも、そのほかいろんなものに制限をかけていた時期ですね。
これが自分のためだけにやっていると、多分しんどさが倍増だったと思います。
でも、お腹の中の命のためだという大きな支えがあったことは本当にありがたいです。
最近、コーヒーの覚醒作用に頼りすぎているかも?と感じて、カフェイン断ちをしてみる決意をしたのですが、それをするメリットをすでに1度味わっているので、より苦労なくできたのかもしれません。
カフェイン断ちは、本当に多くのメリットをもたらしてくれます。
離脱症状の期間さえうまく調整して乗り切れることができれば、交感神経のバランスが整ってきて、思いがけないところにまでいい影響が生まれることでしょう。
気になった方は、まず「カフェイン断ち計画」を立ててみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。