ー本記事は2019年6月14日に公開済みですー
6月は梅の季節です。
この時期なんだか心がソワソワしちゃう人、
そんなあなたはもうすっかり梅仕込み職人レベルですね。スー(@bacteria_suzu)です。
本日もお越しいただきありがとうございます。
梅干しは、職人レベルじゃなくても本当に簡単に作れるのです。
しかし、それは私が実際にやってみてわかったことです。
私がいくら簡単だからと言ったところで、やらない人はやりませんよね。
でも、美味しそうな梅を見かけてちょっとでも心が動いた人は、もう職人レベルの素質ありなのです。
ぜひこの記事を読んで一度しっかり梅干しを仕込んでみてください。梅干しは薬代わりにもなる素晴らしい日本の食文化です。
今回は、初心者さんでも簡単に作れるコツ2点
* 塩分はしっかり20%に
を取り入れた梅干しの仕込みをご紹介します。
【初心者さんへ】梅干しを作る前の心構え
こちらは、梅の代表的産地である和歌山県の「紀州梅の会」さんが、日本記念日協会に申請し、2006年6月1日に認定されたそうです。
確かに、梅真っ盛りの時期ですね。
まずは6月イコール梅仕込みとインプットしておきましょう!
梅雨入りもだいたいこの時期に始まります。
スーパーなどの店頭に梅が並び始めるのをチェックしておきましょう。
どんな梅をどこで調達する?
この時期、しかも本当にあっという間に終わってしまう短い梅の時期ってソワソワしませんか?
毎年、どこでどんな梅をゲットしようかと思案するのですが、
私が住んでいる地域は新潟が誇る「藤五郎梅」発祥の地なので、できれば地場産がいいですよね。
特徴は酸味が強く、タネが小さいので果肉が多い。
毎年近所のスーパーでたくさんの藤五郎梅が出回るのです。しかもお手頃価格で。
さらに、梅は足がはやく傷み出したら見た目が良くないので、割とすぐに見切り価格になるのです。
案の定、ちょっと熟れすぎた梅が半額で出ていましたよ。
それでいいんです。
みなさんも、お住まいの地域で採れた梅を調達してみては?
梅さえ準備すれば梅干しの半分は完成
梅さえあれば梅干しは作れます。
大きなかめや樽なんかなくても、最近ではジップロックなどで2〜3kgの梅を漬けられるレシピをよく見かけます。
赤シソもなくても作れるので、実質梅と塩だけ!?
あ、干すときはあの大きなザルがあったほうがいいかな。
思い切って干しザルを買って、もう毎年作ることに決めちゃいましょ♪
おまけ:青梅を見つけたら
完熟梅が出回る時期よりもちょっと前に、青い梅が出回りますね。
まずはそれを使って梅シロップや梅酒などを仕込んでみてはいかがでしょうか?
こちらは半年以上漬け込むので、ジップロックではちょっと不安かな。
瓶などで仕込んだほうがいいと思います。
しかしこれらはとにかく簡単なんです。
材料は、
これはもうちゃんとスーパーに並んでいるはずです。
瓶にそれらを入れていくだけです。
ただ、ヘタ取りがちょっと大変かも・・・。
まだ熟していないのでヘタもしっかりと実にくっついていて、なかなか取れません。
我が家、4人で作業して、つまようじ50本がゴミになりました…。ちょっと使い方に問題ありそうですね…。
梅の実も心なしかボロボロっと・・・。
まあでも、体験が大事ですよね。
梅干し作り【最初の仕込み】
では、いよいよ梅干しの仕込みをしていきましょう。
まずは塩漬けです。
梅の準備
今年は南高梅を用意しました。藤五郎梅はどこいった!?いやまだまだ仕込むつもりなので…。
見切り品でもまだ黄色になりきっていない梅だったので、家で2日ほど追熟させました。
梅同士が重ならないように広げて放置しておくだけです。
部屋中が梅の香りに包まれて、つかの間の梅アロマ。
はい、これもなんの手間もいりませんね。
ヘタ取り
青梅でのつまようじ50本事件があったので、やや不安でしたが、
ちゃんと完熟した梅2kgはつまようじ1本でヘタ取り終了ー!
ポロポロおもしろいように取れました。
やわらかくいい色に熟れた梅、以前失敗した未完熟梅がふと頭をよぎりましたが、
きっとこの梅ならやわらかくポニョっとした美味しい梅干しが出来上がるでしょう。
塩分20%で塩漬け
梅干しって塩漬けするって知ってました?
私は、昔実家の母親が作っていた梅干しは、屋根の上に干していた状態からしか見たことがありませんでした。
なので、最初に塩でしっかりと漬けるなんてつい最近まで知りませんでした…。アホでしょ。
しかも赤シソも最初から入れるわけではないんですよね。
まずは、梅と、それに対して20%の塩を使って漬け込んでいくのです。
もし、仕上がった梅干しがどうしても辛くて食べられない場合は、塩抜きして食べましょう。
ではここで、梅の本場紀州和歌山県からの情報をひとつ。
というのです。
なるほど〜。
この2点をコツとして抑えてやれば、結構うまく水が上がるのではないかと思います。
早速やってみましたよ。
しかし、我が家の塩、粗塩すぎて全く絡み合いません・・・。
でも樽に直接梅と塩を入れるよりは、混ざったかな。
重しをする
そうして漬け容器に入れ込んだ梅と塩、その上にお皿などでフタをして、上から重石をのせます。
重しは、
- 3重にしたビニール袋に2〜3kgの水を入れて代用
- ペットボトルで2〜3リットル分の水を重しにする
- そのほか瓶や鍋を使う
などで全然大丈夫です。
衛生面だけは気を付けて、お皿の上に乗せ、それを大きなビニール袋で覆います。
この状態で2日ほどで水が上がってくるとベストですね。
できるだけ早く水が上がってほしいところですが、なかなか上がってこない場合は、
- 塩水
- お酢
- 梅酢
- 重し
を適量足したりします。
ここでまたソワソワしちゃいますけど、そんな簡単には腐らないと思いますので、2週間ほどは様子をみて下さい。
まとめ:梅干し作りはポリ袋を使って20%の塩分でカビ知らず
この梅が夏には美味しい梅干しになるんですよ。
夏バテにはクエン酸。
自家製の梅干しで暑い夏も吹っ飛ばしましょう!
梅酢も別で保存しておくと、調味料として重宝しますので絶対捨てないで下さいね。
では、次回は梅と赤シソのコラボです♪
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。